The person I was looking for (ページ15)

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正「怪我とかせんでな..」

西「大丈夫。正門の前からは消えたりせんし」

正「うん..」

お互い無事に高校生活が送れますように..

その願いを思いながら俺は

勉強してる大吾を見つめていたら

西「な、正門.....正門もヤンキーになったらええやん」

何かを思いついたかのようにいう大吾

正「何考えてんねん。なるわけないやろ、俺ヤンキー嫌いやし」

西「でも、そのお兄さんの敵はどこぞのヤンキーが助けてくれはったんやろ？その人にお礼言いたいとか思ってるんちゃうん？」

正「それは..」

お礼を言いたい気持ちもあるけど

その人に会ったら俺はお礼どころか

ひどいことを言ってしまいそうな気がして怖い

西「少しでも気になるんやったら探したらええやん。そのヤンキーを。探してその時の正門の感情で行動したらいいんちゃう？」

他人事のように言ってるように見えるけど

大吾の意見はすごく納得できる

正「その考えもありよな〜..やけど、俺ケンカとか強ないしな〜..」

西「ケンカせんでも頭とか使ってで戦う人もいるらしいで」

正「へぇ〜..詳しいな」

西「そう？？なんか、色々と調べたら出てきただけやで」

サラッと言うけど

どうやって調べたら出てきたんやろか..