DOLL** (ページ26)

今日:211 hit、昨日:129 hit、合計:297,868 hit

U ページ26

･

先の見えない未来が怖かった。

「わたしたち、3人だけ残されてなにするの？」

JS「、わかんない」

CL「大丈夫、絶対僕らはずっと一緒だよ」

「オッパたちもそう言ってたよ。でもちがったじゃん」

CL「A、」

マクオッパの卒業も、冗談だとおもってた。
BOOMの活動でやっと、冗談なんかじゃなかったんだって実感して、じゃあ1年もしない間に今度は00のオッパたちが？
そんなの、わたしが耐えられるわけがないじゃんか。

でもそういう日に限って、すぐやってくるもの。

JM「お願い、ひとくちだけでもいいから食べて？」

「、」

RJ「A」

ごはんなんて食べれなくて、大好きなオッパたちなのに無視して。目だって合わせられない。

JN「……A、本当に怒るよ」

ちぃとチョンロの前ではいやっていうほど涙が止まらなくなるのに、オッパたちの前になると何も出ないの。

ジェノオッパに無理やり顔を上げられて、久しぶりに見たオッパたちの顔は今にも泣きそうだった。

「……このまま死ぬほうがマシ！いなくなる人より、残される人の方がつらいってこと、わかってるんだから」

JM「そんなこと冗談でも言わないで。」

JN「それじゃ僕らも残される方だよ？つらいってわかってるのに残していくの？」

「ドリムが全てなんだよ、それが無くなったらわたしの存在価値なんて無い」

RJ「それ以上言ったら怒る」

「怒ればいいよ、わたしの気持ちなんてオッパたちには一生わかんないんだから」

やっと口を聞いたとおもえばこんなことしか言わないわたしに、さすがに愛想を尽かすかなっておもったのに、

JM「わかってあげられなくてごめんね。
でも、一緒に活動ができなくたって、僕らはずっとAのオッパで、いつか絶対またみんな戻るから」

いつかなんて無いんだよ。そんなことを期待しながら生きていくなんて、わたしには無理。
でももう言い返す気力もない。

大人しくなったわたしの口にごはんが運ばれたけど、口の中で広がる匂いにすら拒否反応を起こして、胃の中は空っぽ同然なのにトイレに走って、そのまま何度も嘔吐いた

そんなわたしを見て、オッパたちは涙を流してた。