DOLL** (ページ24)

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JM ページ24

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JM「ん、……？A？どしたの、」

「やだ、」

JM「Aちゃん、こっち見て」

「うぅ、」

そろそろ寝ようと思ってベッドに入って10分くらいした時、部屋のドアがゆっくり開いて布団にモゾモゾと入ってきた子

A以外にそんなことする子はいないから声をかければ、いつもと様子が違うから心配になってベッドサイドランプをつけて顔を覗き込んだ

JM「怖い夢見た？」

「ぅん、……すっごく、こわかった、」

JM「もう～～、おばけでも出たの？怖かったねぇ、よちよち」

「ちがう、もっとこわくて、っなみだがとまらないの、」

JM「A、」

寝起きなのも相まってあんまり呂律が回ってないAはほんっっっとうに可愛いけど、今はそれどころじゃなくて。

お化けの夢を見たからってもうさすがにこうやってベッドに潜り込んでくるわけないのはわかってたけど、少しでも気持ちが明るくなればってふざけてみたのに、Aの涙は止まらなくてさすがに焦る

JM「おいで、ぎゅーしよ？」

「う、ん……」

ずるずると僕の方に近づいて遠慮がちに抱きついてきた

JM「よしよし、僕はずっとAと一緒にいるよ」

「、ぜったい、？はなれないって、やくそくしてくれる、？」

JM「当たり前でしょ？離れてって言われても絶対に離れないよ」

「はなれてなんて、ぜったいいわないっ、いわないからっ、！」

JM「うんうん、」

大体どんな夢を見たのかは想像がついた。
でもそれを僕が言葉にして問いかけたら、Aは僕らの前から消えちゃう気がして、僕まで怖くなった

「いやだよ、もうあんなの、」

JM「絶対、僕らは一緒だよ。死ぬまでずっと」

「うそ、うそだよっ、！わたし、1人になっちゃ、ぅ、」

“ NCT DREAM ”で、僕らは幸せになって、僕らは涙を流して、心臓がちぎれそうな思いをした。

結局幸せに近い道を進めることになったけど、少なくともドリームの何人かはまた少しの間お別れをする時がくる。

そのまた会える日をずっと、Aは待っていなきゃいけないんだ。
例え、お別れをしなくていいメンバーがいても、その穴はAにとっては大きくて支えられないって

そうわかっているのに変えられないこの現実は、彼女にとってとても酷だ。