DOLL

TY ページ31

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TY「ヘチャナ……もう気が済んだ？」


HC「多少は！」




最近この子元気ないな、とは思ってたけど誰も突っ込まないでいたら急に発作みたいにAちゃんの名前を連呼しながら暴れはじめるから病院に送りこむところだった。

病院に電話しようとしたら静かになってケータイを取り上げられて、“わざとだからやめて。” って。僕が冷たい目で見られた。なんで？？

また暴れ回るからそれを動画に撮ってAちゃんに送ってほしいって。
え〜、それ僕がやらなきゃだめ、？




JY「サランはヘチャンより大人だね。」


HC「いやいやいや。僕に構ってもらえなくてブロックしちゃうなんて、まだまだ子どもじゃん」


DY「結局それにお前は振り回されてるじゃん」


HC「…」


DY「ごめんごめん！冗談だから！！」




ドヨンにヘッドロックをかましてからなぜか着替えて、家出る気満々のヘチャン




TY「どこか行くの？」


HC「Aちゃんからのお呼び出しです♡♡」


TY「え〜……」




僕のおかげなのに、お前が行くの？

なんていうのは言えなくて、リビングの隅っこで縮こまろうとしたら、ケータイが鳴った




TY「！！ヘチャナストップ！」


HC「？」


TY「僕も、行くから待って。」


HC「は？いやだ！2人で行くの！」


TY「だってAちゃん直々のお誘いだもん！」


HC「ヒョンは僕がお呼びでないので、お留守番してて。」


TY「ヒョンに向かってなんてこと…！」




Aちゃんにチクってやる！
そう意気込んでカトクを送ってみたけど、



Aヘチャンオッパがいやなら仕方ないですね。テヨンオッパはお留守番しててください。



心開いてきてるのは嬉しいけど、冷めたい。悲しい。
しかもやっぱりヘチャンがいちばんなんだ……


もう僕はおじゃま虫でもなんでもいいので、勝手について行きます！！

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