Die Nelke ** (ページ3)

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せっかく来たのに、彼氏のチソンくん、？に会わないでわたしと一緒に帰る！って言って聞かないチェウンをなんとか説得して、関係者の入口まで送り届けた

駅まで歩いてる途中で喉が渇いたからコンビニに寄ろうとしたら、入る手前で知らない男の人に話しかけられて、いつもチェウンにそういうのは無視して！って言われてるから今日もいつも通り無視したら腕をすごい力で掴まれて離してくれない

「っ痛い、から離してください、」

『俺の相手してくれたらいいよって』

「いやっ！」

『ほら行くよ』

「離してっ、！」

人通りもあんまりないからどうしよう……って焦ってたら、

『嫌がってんのわかんない？』

『は、？んだよお前』

『早くどっか行けよ。警察呼んだぞ』

『ﾁｯ、』

警察って単語で怯んだみたいで、わたしの手を乱暴に離して逃げていったその人

っよかった……

『大丈夫だった？シズニでしょ、怖い思いしたね……せっかくライブで楽しみに来てもらったのに、』

「シズニ…？……あっ、えっと、……名前忘れちゃった、」

『？、』

「さっきのライブしてた人、ですよね。……ごめんなさい、友達の付き添いで来ただけだから、まだ名前覚えてなくて……」

『あ～っ！ぇ、なおさらごめんね、？！』

「なんで、助けてくれたのに謝るんです、？
むしろ、ありがとうございましたっ！」

『わぁ、可愛いね……チソンと同じくらい可愛い……』

「？、ふふ、チェウナと同じこと言ってる(笑)」

『チェウナ……、？』

「……あっ、あんまり外いちゃだめですよね？！
ありがとうございました！わたし、もう平気なので、戻ってください！」

『あ、え、うん、……また、遊びに来てね！』

「っはい！」

最後に頭をぽんぽんしてくれて、その時に見えた笑った顔がすっっっごく、綺麗で、

……どうしよう、チェウン…さっきの人のこと、忘れられないかも、

夢見心地のまま、今あったことをチェウンにカトクで送って、今度こそちゃんとコンビニで飲み物を買って電車に乗ってお家に帰った