puzzle piece (ページ8)

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放課後も練習して帰るつもりだったけど、手首の痛みがお昼より悪化してることに授業中に気づいたから今日は大人しく帰ることに

JN「今日もピアノ？」

「あ～、ううん。今日はもう帰るよ」

JN「？珍しいね。」

「そうだね、ちょっと今日は用事があるから、」

JN「そっか、……聴きに行こうと思ったのに、残念」

「本当に？！ごめんごめん、…また、今度ね」

JN「うん。気をつけて帰ってね」

「うん！ジェノくんもね！」

JN「僕は平気だよ(笑)」

バイバイって手を振って、下駄箱で靴を履き替えて、お迎えを呼ぶのもめんどうだったから歩いて帰ろうとしたら、急に後ろから肩を掴まれてびっくりして振り返る

「っなんだ、テヒョンか……」

TH「ピアノの練習は？」

「、今日はちょっとおやすみ～」

TH「……よくわかんないけど、家で聞くね。車も来てるから一緒に帰ろ」

「うん、」

昔からわたしのことにすぐ気づくから、きっと今日のこともなんとなくバレてるんだろうなっておもいながらお迎えの車にふたりで乗り込んだ

dr「お嬢様がこの時間、珍しいですね」

「そういう日もあるよ～。へへ」

TH「……ヌナ、」

「あとで、話すから」

TH「絶対だよ」

「はいはい、」

窓の外の景色をぼーっと眺めながら、家に着くのを待った

TH「着替えたら僕の部屋ね」

「わかった」

わたしの部屋の前まで着いてきて、そう言って自分の部屋に向かったテヒョン

言われた通り、着替えてテヒョンの部屋に入るとベッドに座らされて、彼の手には救急箱があった

TH「手出して。こういうのは早く冷やさないと悪化するのに……誰にやられたの」

「えへへ、テヒョンはすごいね。わたしのこと、なんでもわかっちゃうんだもん」

TH「当たり前でしょ？だから話そらさないで。」

「ごめん、……クラスの女の子たちだよ、昨日わたしがいじめてるところを怒ったら、反感買っちゃったみたい」

TH「はぁ、本当に……。そういうのは放っておけばいいのに。」

「だって、4対1だよ？ずるくない、？」

TH「でもそれでヌナがケガするのはおかしいでしょ。実技試験の直前だったらどうするつもりだったの」

「それは本当に。まだ余裕があってよかった、」

TH「そういう問題じゃないんだけど……」

やさしい弟を持つと、しあわせ……なんて浸っちゃったよ、