puzzle piece (ページ30)

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チョアヨンは自主退学という名目で学校を去った。

まぁ実際は、父親が務めてる会社で取扱ってる顧客の個人情報を勝手に利用してたことがバレて解雇されたから社会的地位もどん底で、
動画の内容も学校の品格にも関わる問題だからって、すぐに退学は決まった。

TH「どうも。これ、報酬です」

『はい、確かに頂戴しました～。』

ヌナがされたことをそっくりそのまま返してやろうと思って、お金で雇った男に襲わせて、体の一部も傷つけたっていうのに、

ay「ジェミナ、お願い、助けて……あの女に、やられたの、！！ジェミナっ、」

襲われた後だっていうのに、ヌナのせいにしてまたナジェミンに泣きつこうとする女

本当はもっとじっくりいたぶってやりたかったけど、今はそんなことに時間を使うより、早く片付けてヌナのケアをすることが優先。

だから、念の為に撮らせておいた最中の動画をSNSに拡散して。
まぁ、あの女の親がやってたことも事実だったから都合が良かったけど。

……さ、もうやることは終わったし、家に帰るか

HC「ちょ～～っと待った」

TH「、？」

HC「君、カンテヒョンでしょ？」

TH「はい。……あなたたちは？」

HC「ジェミンの友達」

TH「……あぁ、」

揃いも揃って。

RJ「単刀直入に聞くけど、ジェミンが学校に来なくなった原因つくったの、お前？」

TH「？、人聞きが悪いですね。僕はヌナを傷つけたことが許せなくて、家まで訪ねてきたジェミンさんに事実を言っただけです。」

JN「事実、？」

TH「あの人、ヌナのこと好きですよね？
でもヌナはケガしたあの日、家を飛び出して男の家に行ってたんです。ジェミンさんじゃない、違う男のところに」

HC「Aが、？」

RJ「、」

TH「ま、誰とは言いませんけどね。その人はヌナを傷つけたわけじゃないし、僕には関係ありません。
とにかく、その事を正直にジェミンさんに伝えました。そしたら、唇を噛み締めて帰っていきましたよ。
僕がしたのは、それだけ」

HC「……お前も、Aがジェミナのこと好きなの、知ってたんだろ？
なのになんでわざわざそんなこと言ったんだよ、」

TH「だって、皮肉じゃないです？
Aヌナはあの人近辺の私情に巻き込まれて、将来をつぶされたのに、ジェミンさんを好きなままでいるなんて。」

それくらい、あなたたちにも分かりますよね？