puzzle piece (ページ29)

今日:41 hit、昨日:32 hit、合計:141,716 hit

：ページ29

･

ジェミンが学校を飛び出して行ったあの日から、Aだけでなくジェミンも学校に来なくなった

HC「Aが休むのは、分からなくもないけど……ジェミナは？」

JN「わからない。家に行っても、部屋に閉じこもってて入れてくれないんだ」

HC「てことは、Aに拒絶されたとか、？」

RJ「Aがジェミナを拒絶するわけ、」

JN「でも、ジェミンの親は、あの日ジェミンが泣きながら家に帰ってきたって、」

HC「なんで……」

RJ「またアヨンが何かしたんじゃ、？」

教室の端の方で机に向かっているアヨンに話を聞くために近づこうとすると、急にざわつき始める教室

『なぁ、これ、チョアヨンじゃね？』

『うっわ、マジじゃんなにこれ』

クラスのやつらが一斉にケータイを開き始めて、何がなんだかわからない俺たちはそのケータイを覗き込む

HC「……ハメ撮り、？」

RJ「マジか…でもこれ、いつ、？」

ほとんどの人が哀れみの目を向ける中で、好奇の目を向けるやつも数人いて、

『なぁ、俺らにもヤラしてよ～』

ay「っ触んないで！！私に触れていいのはジェミンだけなの！！！
あのクソ女のせいで、ジェミンはおかしくなって…！！
だから私がジェミナを助けてあげようとしただけなのに、！！」

狂ったみたいに大声で叫び始めるアヨンは狂気的で、不気味で、

ay「ジェミナをおかしくしたカン Aの将来をつぶしてあげたのに！！！……ジェミンったら、全然私を見ないんだよ！」

カバンを抱えて教室を出て行くアヨンを3人で追いかけた

RJ「アヨン。お前、あの後ジェミンになにしたんだよ」

ay「……ジェミン、会ってもくれないの……やっぱりカン Aにおかしくされたのよ……、許せない、」

HC「もう無理だよロンジュナ。こいつ、俺らの声なんて聞こえちゃいない。行こ、」

RJ「、でも、」

JN「……弟、」

RJ「え？」

JN「Aの弟、お前ら会ったことある、？」

HC「ないけど、それ、今関係あるか？」

JN「ユジョンの時から不思議に思ってたんだ、……あの時Aはお父さんにケガしたこと言ってないのに、ユジョンの父親が学校まできて土下座しただろ、」

HC「あぁ、」

JN「Aは確か手当を弟にしてもらったって。てことは、弟は少なくともケガしたことを知ってたはずだろ、」

RJ「…とりあえず会いに行くぞ」