puzzle piece (ページ23)

今日:39 hit、昨日:32 hit、合計:141,714 hit

：ページ23

･

テヒョンと一緒にお家に帰ったけど、怖い目にあったことよりも、指の痛みのショックの方が強かった

TH「痛い、？」

「うん、」

TH「ど、どうしよう、」

「……たぶん、明後日の試験は、むり、だとおもう、」

TH「っそんな事言わないで、早く冷やして、様子見したら、」

「っむりだよ、！」

TH「、Aヌナ……」

「ごめん、ね、……今は、ひとりにしてほしい、」

TH「……わかった、ゆっくり、休んで」

頭を撫でて部屋から出て行ったテヒョン

どうすればよかった、？
ケガするくらいなら、抵抗せずに終わるのを待てば？
……でもそんなの、むりだった、触られるだけで涙が止まらなくて、これがジェミンだったらって、必死に気を紛らわすので精一杯だったのに、

「っ、」

ちょうど届いたカトクを見て、涙が止まらなくて

あの子の言うことだから、信じてるわけじゃないけど、今のわたしにはこれくらいの言葉でメンタルがやられるほど、弱っている

適当にクローゼットから上着を取って部屋を飛び出した

TH「っヌナ、？どこ行くの、！」

「、ごめん、テヒョナ、」

テヒョンに掴まれた腕を振りほどいて、ただ走る

一度しか行ったことは無いけど、場所は覚えてるから

可愛らしい建物が見えて、closeの札は見えていたけどそんなの無視して扉を開けた

RJ「もう閉店で、……A、？」

「ロンジュナっ、」

RJ「おま、その手…」

「も、いやっ、」

なにか言おうとしたけど、構わずわたしはロンジュンに飛びついて
ロンジュンもそんなわたしを黙って抱きしめ返してくれた

「ロン、ジュナ……ぇ、っち、」

RJ「ん？」

「えっち…して、」

RJ「は？お前、それは嫌だって、」

ポケットから出したケータイで、さっきアヨンさんから送られてきたメッセージを見せて、

「音楽室で、知らない男の人に体いっぱい触られて、なめられて、……本当に気持ち悪かった、」

RJ「っマジで言ってる、？」

「テヒョン、…弟が助けに来てくれたけど、
……もうわたし、音大も、行けない、」

RJ「は、？」

「指が、動かせないの、……痛い、ょ、指も、心も、ぜんぶぜんぶ、！」

RJ「だとしても、アイツの言うことは信じるな、
ジェミナはAのこと、」

「ロンジュンが嫌なら、帰るっ、」

RJ「っA！違うから、」

「じゃあはやく、えっち、して、」

こうでもしなきゃ、何にも忘れられない