puzzle piece (ページ21)

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授業も終わって、音楽室に行く準備をしてたらジェミンと目が合って、頑張ってって口パクで言ってくれて
小さく頷いて教室を出た

音楽室のドアに手をかけた時、急に腕を引っ張られて、やっと顔が見えたら知らない人で。
そのまま机に体ごと押し付けられて
ビックリして声も出なかった

『マージで可愛いね。』

「っ離して、」

『ずっとここで練習してるって知ってたけど、今日はお守りもいないって聞いててさ。正解だったわ』

「いやっ、！！」

リボンに手をかけて、どんどん制服を脱がされるのが怖くておもいっきり蹴りを入れたけど、怯んだのは一瞬で逃げようとしたけどすぐに捕まった

気づくか分からないけど、緊急時用にってテヒョンに持たされてた、ボタンを押すだけで連絡がいくやつを持ってるのをおもい出して、カバンの中に手を入れてそのボタンを押した

『いったいじゃん、……大人しくしなきゃダメだろっ！』

「やめてっ！！はな、してっ！！」

ひたすら叩いて暴れるわたしを床に叩きつけて、手も使えないようにおもいっきり踏まれて、……絶望した、もう、むりだ、

それでもこんなところで知らない人に犯されるのだけは嫌で、その後も必死に抵抗したけど力じゃ敵わなくて、無理やりいろんなところを触られたり、舐められたり、本当に気持ちが悪くて吐きそうだった

放課後だからもうほとんどの生徒が校舎にはいないし、もうわたしにはどうすることも出来なくて、半ば諦めかけてたとき、走ってくる足音が聞こえた

TH「ふっ、ざけんな！」

「テ、ヒョナ、」

『うぐっ……んだよ、ジャマ、すんな！』

TH「これ以上やるんなら殺す。まぁもうこの時点でお前の人権なんてないけどな」

負けじと殴りかかってこようとするその人のこめかみをテヒョンが殴ると床に崩れ落ちた

『俺はけしかけられただけだよっ…、』

TH「そんなのどうでもいい。
俺のヌナに手を出したのが運悪かったね。
絶対に許さない。お前がこの世界で生きるのを辞めたくなるくらいには、追い込んでやるから待ってな」

頭を抑えながら音楽室を出ていくその人を目で追いながら、さっき痛めた右手の指を眺めた

ちょっと動かそうとしただけで、痛みが走った

「っどうし、よう……テヒョナ、」

TH「ヌナ、ごめんね、すぐ助けてあげられなくて、あぁ、どうしよう……」

わたしを抱きしめるテヒョンはわたし以上に震えてて、泣きそうになった