Haengbok (ページ6)

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オンニと約束をしたあと、またアボニムのお部屋に戻って、オンニがアボニムと少し話していると、アボニムは目を大きく開いて、それからまた “こまった” 顔をした

「Aは本が好きだったね？」

「好き、というか…本しかなかったです」

「そうか、……とにかく、本に書いてあった言葉で知らないことがあったり、生活していてわからないことがあったらパクさんや、他の人達になんでも聞くといい。」

「はい」

「もちろん、アボニムでもいいからね？」

「ぇ………聞いても、怒らない、ですか？」

アボニムは眉毛の後ろを下げながら、少しだけ笑った

「アボニムは、喜んで教えるよ。」

その笑顔を真似するように、わたしも笑った

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それから1週間、2週間、と日は過ぎていき、わたしとアボニムが一緒に暮らすようになって3ヶ月が過ぎた

その間にわたしはたくさんの事を教えてもらった

アボニムは忙しいから、オンニと外に出たり、アボニムの働いているところについて行ってオンニとお勉強したり、オンニが忙しい時はアボニムの会社の人と一緒に勉強した

アボニムが会社のすごく偉い人だっていうことも知った

たまに男の人や女の人と一緒に勉強することもあるかもしれないって聞いて、ドキドキしていたけど、実際会ってみたらみんなすごく優しくて、
でも時々わたしのわからない言葉を喋っていて、何より顔がすごくきれいな人ばっかりで、不思議だった。

アボニムが呼んでるって聞いて、テリオンニについて行くとまた眉毛の後ろを下げて笑っているアボニム

「A、今日は外に食事をしにいこうか」

「アボニムと一緒に、ですか？」

「そうだよ。だからパクさんとお家に帰って、着替えておいで？」

「っはい！」

アボニムと外に出かけることはあんまりなかったからすごく嬉しくて、服を選ぶのに時間はかからなかった

tr「それ、すごく可愛いね」

「はいっ、これ、アボニムと初めて外に出たときに、初めてわたしが選んで買ってもらった服なんです！」

テリオンニが急にわたしを抱きしめて、嬉しかったからわたしもオンニをそっと抱きしめた

肩がほんの少し冷たかったのは何でだろう。