Haengbok (ページ25)

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JK「わぁ、Aのお腹すごいよ」

「？ほんとだぁ、」

ご飯を食べて、お風呂も入って、グクオッパがわたしの髪を乾かしてくれるっていうからオッパのお部屋にお邪魔すると、
わたしを後ろからぎゅっと抱きしめてからお腹をさすってそう言った

JK「たくさん食べたもんね。美味しかった？」

「すっごく！四角い、白いちょっとすっぱいやつがおいしかったです！」

JK「……それダイコン、
まあ美味しかったんならよし！こっち座って？」

「はいっ」

オッパがとんとんしたベッドに座って、その後ろに座ったオッパがドライヤーの風を当ててくれる

優しく髪の毛を梳くその手が気持ちよくて、だんだんと瞼が落ちそうになってきた頃、大きな音が消えて暖かい風も止まった

JK「おーわり。」

「わっ」

ドライヤーをベッドのとなりの机に置いて、わたしをぎゅっと抱きしめたままベッドに寝転んだオッパ

JK「ねえ、A？」

「はい？」

JK「ヒョンのマンションに行った時はすごく混乱してたから何も言えなかったんだけどさ、」

「？」

JK「Aはそういうことするの、嫌じゃないの？」

「そういう、……あぁ、嫌じゃないです。」

JK「相手が好きな人じゃなくても？」

「はい。きもちくなることは良いことだって、言われて、」

JK「それって、アボニム？」

「……いえ、アボニムじゃないです。」

久しぶりに、おじ様の事をおもいだした気がする。

アボニムのところに来たばかりの頃は、すごく悲しくて、おじ様のことをおもいだしていたけれど、
この世界はわたしの知らないことばかりで、それを知るのに精一杯ですっかり忘れていたみたい。

「アボニムが、アボニムになる前、ずっと一緒にいたおじ様がいたんです。」

JK「おじ様、」

「その人が、そういうことや、食事の作法とか、たくさん教えてくれました。
わたしにはそれが普通だったから……」

JK「……そっか、思い出させてごめんね。」

「いえ、おじ様のことは、嫌なことじゃないから……」

JK「……じゃあさ、俺がもしAとそういうことしたいって言っても、嫌じゃないの？」

そんなの…想像するだけでなんだか……、

「……オッパとなんて、溶けちゃいそうです。」

急に熱を帯びたみたいにおたがいの体があつくなった。