Haengbok (ページ3)

今日:74 hit、昨日:40 hit、合計:527,558 hit

３ページ3

.

レストランではわたしにはよくわからない会話をするおじ様ともう1人のおじ様

レストランから出て、乗せられた車は来たときと違う車

ここにおじ様はいない。

なんで？どうして？わたしはどこへ連れていかれるの？

「……安心して、と言っても意味はなさそうだね。」

「…」

「何か聞きたい事はあるかい？」

そんなの山ほどある。あるけど……

「君にはよくわからなかったかな、まあ仕方ない事だけど」

「あ、の……」

「うん？」

「………おじ様は、どこですか？」

「おじ様？……あぁ、僕じゃなくてソンさんの事かな？」

「はい、」

「ここへ連れて来られるまでに、何も話を聞いてないのかい？」

「いつもと違うのは、わかってました、だけど……」

場所がちがうだけで、同じことをするんだとおもっていたの。

「そうか……それはなんて言ったらいいのか、」

「……いつも、おじ様は一緒にいます。
絶対にわたしのとなりに、……となりじゃなくても同じところにいます、」

「…………きっとアイツにも愛は、あったんだな」

「愛、？」

「ううん。何でもないよ。
……さて、これからの話をしようか。」

「これから、」

……まるで、これからわたしとこのおじ様はずっと一緒にいるっていうみたい。

「簡潔に言おうか。ソンさん…君の言うおじ様とはもう、君は一緒じゃないんだよ。」

「ぇ……？」

「これからは僕と、君の好きなように生活するんだ。」

まって。わたしのあたまじゃわからない。

このおじ様と？わたしが？
そんなの、なんか…なんか、

「すて、られたの……？」

「うーん……わかりやすく言ったらそうなるのかな。」

だって、だってだって！！
おじ様はわたしがおじ様の言う通りにできなくても、怒っていても、絶対にそばにいて、それで、笑ってくれたことはないけれど、わたしを1人にはしなくて……、

「……君とはもう少し、難しい話をしないといけないみたいだね。」

これ以上むずかしい話なんて、わたしにはむりだよ……