Haengbok (ページ19)

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JK「ここ、ですか」

SG「早く降りろ。場所もジミンから聞いて分かってんだろ？」

JK「はい、」

SG「俺もすぐ追いかけるから」

俺を降ろして、近くの駐車場に車を停めに行ったヒョン

ロビーのオートロックはジミニヒョンがパスワードを知っていたからなんとか通ることができたけど、問題は部屋のドアで。
俺らが来たところでテヒョンイヒョンはドアを開けるのか？
ガン無視決め込まれたらどうしたらいい？

そんな悩んでる時間が勿体ないことはよくわかってるけど、それだけ不安でたまらないんだ。

JK「……よし、」

SG「おせーよ。」

JK「っわ、！ユンギヒョンか、」

SG「本当に追いついちゃったじゃねーか」

JK「すみません、」

SG「ほら、早く行くぞ」

躊躇ってしまった俺を後ろに下げて、ヒョンはなんの迷いもなくインターホンを押した

SG「……アイツ、居留守でも使う気か？
はぁ……テヒョンア！！開けろ！！」

大きな声をあげながらドアをドンドン叩いていると、中からバタバタと音が聞こえてきた
その後すぐに鍵が解除される音がして、ゆっくりと目の前のドアが開いた

TH「……すっごくうるさいよ、ヒョン。」

SG「わざとに決まってんだろ。退け。」

TH「あーあ、」

正直どういう状況なのかはもうわかった。

テヒョンイヒョンはズボンは履いてるものの、上は何も着てなくて、ってことはどういうことが起こってたのか、容易に想像がつく。

TH「…………弱虫」

JK「っ、うるさい！」

TH「そんなんだから余計にムカつくんだよ、」

ヒョンの言葉の語尾が震えているのに気がついて、顔を上げると今にも泣きそうで、下唇を噛み締めるテヒョンイヒョンの顔が視界に入る

JK「……Aは俺に対して、ヒョンが思ってるような、慕う気持ちはないですよ。」

それだけ残して部屋の中に入っていく

開いている扉の方に向かっていくにつれ、俺の心臓の音も大きくなっていた。