Haengbok (ページ11)

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何となくお互いのことが分かってきたところで、時間を確認しようとケータイを開けば、おびただしい程の通知が来ていた

弟たちもそれを見たようでほんの少し引きつった顔をした

「お時間ですか？」

SJ「あ、ううん、そのなんていうか、」

通知を見る限り、ここにいない残りの4人の弟たちは反対というところだろうか。
内容が内容だし、彼女に見せるのは気が引けるし、どう説明しようかと頭を悩ませていたとき、再びピコンと通知が来た

ジョングク確かに僕も反対です。

んん？？？？

あんなに楽しそうに彼女に話しかけていたくせに、お前、どういう心境なの？

ちらりと隣の本人の様子を伺ってみるけど、その顔は至って真剣で

もしかして、この場を良く終わらせようと頑張ってるだけ？
なんて、マンネの成長に深く感動していると、また手の中で震えたスマホ

ジョングクこんな男だらけのところに、住まわせたくないです。

うん、そっちね！！！！
ちょっと感動を返して欲しいところだけど、まあ僕は大人なので。

でもジョングクの言葉を皮切りに、急に止まったチャット

次の通知が来る前に、と、彼女の方に視線をやれば、ぼーっとしていたのか、僕と目が合うとこてんと首を傾げた

…………うん。とっても可愛いです。

もはや、僕まで愛着が湧いてきている。
これが彼女の魅力なんだろうか。

そうこうしているうちにまた震えるスマホ

ユンギジョングガが、珍しいもんだな

ユンギがこう言うってことは、きっともう向こうも大体意見がまとまったんだろう。

その通知を見て嬉しそうなジョングクは、そのままスマホの画面を彼女に向けた

SJ「ほらジョングク、それじゃわからないから。
……よろしくね、A」

TH「よろしく！」

ホッとした表情を見せた彼女は、小さく “よろしくお願いします” と言った