Haengbok (ページ2)

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「……どうして他事務所の僕たちが、？」

「プロデューサーの命令なんだ。俺にもわからない」

そうバックミラー越しに申し訳なさそうな顔をするマネヒョンをこれ以上問い詰めることはできなくて、バンの中が微妙な沈黙に包まれた。

TH「ナムヒョンいないけどなんでー？」

SJ「僕に聞くなよ、」

JK「この3人って、よくわからないですね。」

3人ともこれ以上なにを話しても真相には近づけそうににないと察して、再び訪れる沈黙

mg「俺が唯一聞いていることは、こっちに拒否権はないってことだけだな」

TH「は？何それ意味わかんない！」

JK「結局大手の圧には勝てないってことですか」

SJ「まあまあ…今からムキになるなよ、」

TH「そんなこと言ったってさあ！最初から拒否できないのにどうして俺たちが行かなきゃいけないの？！」

JK「それは僕も同感です。」

SJ「うーん……」

テヒョンは元から納得できない事があるとその疑問を正直にぶつけてしまうところがあるけど、
頼むから今から行く場所でそれだけはやめてくれよ…

思う事が同じなのか、前でマネヒョンが運転しながらため息を溢す

mg「ここだ」

SJ「うわぁ……」

さすが、大手事務所なだけある

高級店の前で降ろされた僕たち
それに気づいた店のスタッフはもう事情を把握しているのか奥の個室へと僕らを案内していく

JK「もともと全席個室なのにVIP対応まで……」

SJ「僕、胃が痛くなってきた……」

胃のあたりを軽くさすりながら歩いていればもうすでに目の前には部屋があった

「こちらのお部屋でございます。」

mg「ありがとうございます。ほら、お前ら入れ」

えぇ～……マネヒョンが先に行ってよ……

そんな心の声に被るように目の前の扉が開く音が響いて、何事かと顔をあげれば店についてから一言も喋らなかったテヒョンが何を考えているかわからないような顔をして僕の前に立っていた

「やあ。突然呼び出してすまないね。」

僕らは一体どうなるんだろう。