４８ ページ2
チャニョルといえば思いつく単語。それは10人中8人はデカイと言うだろう。身長はもちろん声も手も耳も足も、とりあえずデカイ。あ、下ネタは言わないよ？だってもちろん見たことないし、見たいとも思わないし、何より興味がない。田んぼに植えてある稲の米の品種くらい興味ない。米大好きだけど。
「チャニョルってさ、不器用そうだよね」
CY「え〜なんで？」
「だって手おっきいじゃん」
CY「そう？でも結構楽器弾けるよ」
「はいダウト」
CY「嘘じゃないし！！！」
ほら声でかい。っていうかシンプルにうるさい。うるさいと言わんばかりに耳をふさぐフリをすればチャニョルはしゅん、となった。図体でかいのにハートが小さいのが玉に瑕よね。
「はぁ……じゃあ例えばなにが弾けるの」
CY「ため息ついた…Aちゃん今ため息ついた………」
「な に が 弾 け る の ？」
CY「別に無理して聞かなくていいもん」
「同じこと三回も言わす気？お？」
拳を握りしめればチャニョルは肩をおさえた。ふざけんなこちとらか弱い女子だぞ。
CY「んーっとね、ギター、ピアノ、ドラム、アルトサックス、アルトバイエルン」
「最後のそれソーセージだよしばかれたいの？」
CY「真顔でツッコまないでほしいな！あと拳は片付けて！！」
「で？ほかは？」
CY「うーん…あ、アルトサックスは嘘」
「弾ける楽器を聞いてんだよ」
真面目に聞いたわたしがバカだった。
CY「今度Aちゃんのためにリサイタル開くね」
「ごめんいらないわ」
CY「なんで！！！メインはアルトバイエルンだよ！？」
「リサイタルのメインがアルトバイエルンは意味分からんし夜ごはんのメインにもならんしせいぜい朝ごはんのおかずだわ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 61人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あやテテ(プロフ) - 最高です！大好きです！続きが読めるなんて本当に夢のようです。ありがとうございます。リンさんのペースで更新頑張ってください！いつでも待ってます！ (2021年10月7日 1時) (
レス) @page4 id: 04319824fe (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：リン | 作成日時：2020年4月9日 19時
