・ 花火 ページ42
皆と別れて、2人で土手を歩いている午後18:50。
花火は19:00から始まるらしい。
私は人混みに酔ってしんどくなってしまったので人気の少ないところに連れてきてもらった。
「大丈夫？もうしんどくない？足は？痛くない？」
「うん。大丈夫。ありがとう」
「いえいえ。俺のお姫様だからね。またしんどくなったりしたら遠慮なく言いな。」
「うん。ありがとう」
「、、我慢してることあるでしょ？」
とこっちには向かず歩きながら言ってきた。
「え、？なに、が？」
慣れない下駄で歩いたせいかものすごく足が痛かった
「足音が違う」
と立ち止まったのでビクッとした。
「足音の、何が違うの、？」
「引きずってる」
振り返ってきたので、どんな顔をすればいいのか分からなくなってしまって思わず下を向いた。
「顔上げて」
「大丈夫、だから、」
と言うと、私の手を引っ張ってベンチの方へ連れていった。
「ほら座って。足見せてごらん」
「ほんとに、大丈夫だから、」
「それは何の遠慮？」
「、」
「ほら」
意地を張っても仕方ないと思ったので辰哉の言う通り座って、足を見せた。
「うっ、、、ったぁ、、、」
「痛い？痛いだろうけど消毒するからね」
と言いながら巾着袋から消毒と絆創膏を取り出した。
「え、」
「こういう事もあるだろうと思ってさ」
と言って自慢げに笑った。
優しくてあまりにも嬉しすぎて思わず泣いてしまった。
「え、どうした？そんなに痛かった？」
「あ、あまりにも、辰哉が優しくて、、」
「あはは、そんなことで泣いてるの？可愛いなぁお前は」
と優しく抱きしめてくれた。
「ほらもうすぐ花火だし泣きやみなさい。あはは、可愛いなぁ」
頭を撫でて微笑む辰哉の後ろから大きな花火が打ち上がった。
「あ、花火、」
「ホントだ。俺もすーわろ。」
「きれい、」
「Aも綺麗だよ」
「、、えへへへ」
「あ、照れた〜あはは」
「辰哉も浴衣似合っててカッコイイよ」
「、、えへへへ」
「あ、照れた〜えへへ」
「、、ねぇAこっち向いて」
「ん？、、！」
言われた通り辰哉の方を見るとキスをしてきた。
そんな私たちの幸せを喜ぶかのように最後の花火が打ち上がった。
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まや(プロフ) - ぽんさん» なるほど！！！すみません！ありがとうございます！！これからしっかり隙間なく読むように心がけます、、！教えてくださりありがとうございます！ (2021年2月27日 14時) (
レス) id: a8ecff5816 (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - ぽんさん» すみません！フラグって何でしょうか？何もかも初めてなものでして、、どこにフラグ立っていますか？ (2021年2月27日 13時) (レス) id: a8ecff5816 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まや | 作成日時：2021年2月27日 13時
