1日目 ページ34
別荘に行く当日。
阿部ちゃんのお父さんの車で行くことになり、家で待機していた。
母「よし、これで完璧ね」
「ありがとう、お母さん！」
母「いえいえ。辰哉くんも一緒なんでしょ？」
「もちろん！」
母「じゃあ気合い入れなきゃね！楽しんでらっしゃい」
「うん！」
《ピーンポーン》
「あ、阿部ちゃんかも！じゃあお母さん、行ってきます！」
母「行ってらっしゃい！気を付けてね！」
「うん！」
阿「おまたせ！！」
「ううん！ありがとうございます！」
阿父「いえいえ！」
佐「やっほー！！おはよう！！」
向「おはよう！！Aちゃん！」
「おはようさっくん！おはよう！こーじ！」
車に乗り込むと既にみんな揃っていた。
と、視線を感じるなって思ってその方向を見たらくっきりとした顔立ちの男の子が座っていた。
「あ、ラウールくん、？」
ラ「はい！ラウールです！Aさんですよね？はじめまして！」
「はじめまして！」
「A、こっちこっち」
「あぁ、おっけ！じゃあラウールくんまた後で！」
ラ「はい！」
「おはよう」
「おはよう辰哉」
と辰哉の隣の席に座った。
辰哉が私の服を見て、
「いいじゃん」
って言うから、照れちゃった。
さゆりありがとう！
車で移動している間は3時間ほどあるので、皆とワイワイ話してた。
でも、私結構車酔い激しくて。途中から喋れなくて上向いてた。
そしたら辰哉が耳元で話してきた。
「どうした？」
「何が」
「ずっと上向いてるから」
「別に」
「しんどい？」
「、、」
「席窓側に交代する？」
「ううん、大丈夫」
「ふーん、ならいいけど」
向「人狼ゲームやろうよ！」
佐「えー！また俺殺されるやつじゃん！」
阿「いいじゃんいいじゃん！やろ！！」
ラ「佐久間くん大丈夫だって！」
佐「えー！」
ラ「Aさん達もやりましょ！！」
「あ、う、うん」
って事で参加することに。
横から辰哉がじっと見てきたけどちょっとスルーしておいた。
けど、そろそろ限界が来て。
皆に聞こえないようなボリュームで辰哉に助けを求めた。
「ねぇ、、辰哉、」
「どうした？」
「肩、借りてもいい、？」
「いいよ」
「うーーん、、、」
「酔った？」
「うん、、車酔い酷くて、」
「じゃあちょっと俺の肩で休んでな。」
「うん、、」
向「あれ、Aちゃんどうしたん？」
「あぁ、昨日楽しみすぎて寝れなかったらしくって。その分の眠気が今来たらしい」
向「可愛いなぁ」
辰哉ありがとう。
そういうさり気ない優しさにいつも救われてるよ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 74人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まや(プロフ) - ぽんさん» なるほど！！！すみません！ありがとうございます！！これからしっかり隙間なく読むように心がけます、、！教えてくださりありがとうございます！ (2021年2月27日 14時) (
レス) id: a8ecff5816 (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - ぽんさん» すみません！フラグって何でしょうか？何もかも初めてなものでして、、どこにフラグ立っていますか？ (2021年2月27日 13時) (レス) id: a8ecff5816 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まや | 作成日時：2021年2月27日 13時
