結婚会見 ページ25
《それでは、結婚会見を始めます。それでは、渡辺翔太さん一言お願いします。》
「はい。この度はお越しいただきましてありがとうございます。私、渡辺翔太は一般女性と結婚することになりました。入籍の方はまだしていないので、この後、行こうと約束しました。」
記者1《質問いいですか?》
「どうぞ。」
記者1《彼女さんのどういう所に惹かれましたか?》
「彼女の優しい所に惹かれました。」
記者1《具体的に?》
「はい。初めて出会ったきっかけから話しますが、彼女と仕事を共にしたのがきっかけで仲良くなり、お付き合いをする事になりました。ある日、僕が熱を出して、。39度くらいの高熱で、倒れちゃったんです。熱がなかなか下がらなくて、1週間くらい寝たきりでした。そんな時、ずっとそばにいてくれて。朝昼晩全部ご飯作ってくれて、高熱で汗かいたら着替えさせてくれたりとか、些細なことかもしれませんが、1週間休みを取ってくれて、僕に尽くしてくれたんです。」
記者1《そんな広い心に惹かれたと》
「はい。惹かれましたね。」
記者1《彼女の話になると、明るくなりましたね。最初は緊張してそうだったのに》
「え、そ、そうですか、?」
記者1《へへ、はい。》
記者2《私からも良いですか?》
「はい」
記者2《1週間渡辺さんに尽くしてくれた彼女さんですが、熱が彼女さんに移ったりしなかったんですか?》
「あ、そういえばそうでした」
記者2《その時は渡辺さんが看病してあげたんですか?》
「もちろん。僕、りょうりあんまり作れないんですけど、本とかでいっぱい調べたりとか」
記者2《彼女さんはどういう反応でしたか?》
「お粥作ったんですけど、味見した時、あんまり美味しくなくて、でもそれしか無かったから、謝りながら食べさせてあげたら、美味しいって言って全部食べてくれたんです。絶対美味しくなかったのに。」
記者2《良い彼女さんですね》
「はい」
記者2《はは、また照れましたね》
「そ、そんな事、へへ」
と色々惚気話をした。
正直もっと怖い雰囲気かと思ったが、凄く温かかった。Twitterとかでも、
『翔太くん、幸せそう、。ホントに好きなんだね。
なら、私は2人の幸せを心の底から願っています。』
『なーんだ。めっちゃ幸せそうじゃん。私の入る隙間ない((((はなからねぇよ
しょっぴー、改めておめでとう』
と温かいコメントで溢れていた。
すの担はやっぱり最強だ。
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作者名:まや | 作成日時:2021年2月21日 9時