九 ページ9
医務室に戻るとショッピがまだタバコを吸っていた
「お待たせしました。」
そういうと「ほな行きましょか」と言われる
ショッピと共に外に出るとヘルメットを渡される
「これは…？」
「被っといてください、俺バイクなんで。後ろに乗るでしょ？」
はあ…といいヘルメットを被る
ショッピの後ろに乗ると両手をショッピの腰に回される
「しっかり捕まっといてくださいね」
「安全運転でお願いします」
ショッピの運転するバイクに揺られながらオスマンがズボンがいいと言っていたのはバイクに乗るからか、と納得する
風に揺られていると「着きましたよ」と言われる
そこは、大型のショッピングモールのような場所で
「ここなら好きなもんいっぱい買えるやろ」と言われる
「わざわざありがとうございます」
そう言ってAはショッピを買い物に連れ出した
「随分と沢山買いましたね」
「買いたいものが沢山あったので…。メイク道具まで買うのに付き合ってもらってすみません」
「いえ、全然。メイクとかされはるんですね」
「まあ、一応いい大人なので。それとメイクするのは好きなので」
「へー…」と相槌をするショッピ
「ショッピさん、何か欲しいものとかありますか？」
不意にそう言われ「へ？」と間抜けな声を出す
「わざわざここまで付き合って頂いたのでお礼をしたいです。」
「全然いいっすよそんなん」
「ですが…、私の方が年上ですし」
歳なんか関係ないのになとショッピは思うが声に出さない
「…あ、なら立場上は俺が先輩ですしタメで話しましょ」
「お礼がそんなものでいいんですか？」
「はい、皆さんより先にAさんと仲良くなったとこ見せつけたいですし」
「はあ…。」
「じゃあ、Aって呼んでもええです？」
「全然構いませんよ」
「じゃあ、敬語外そか。ショッピって気軽に呼んでな」
「ショッピ…くん」
「はい、なんです？A」
付き合いたてのカップルのようなやり取りにショッピとAはむず痒くなる
「…じゃあ、帰ろか」
「そうですね」
バイクが停められている駐車場まで歩き、またショッピのバイクに跨る
軍の駐車場に着くとAは「今日はありがとうございました」とお礼を言う
「俺こそ楽しかったっすよ」
「また、機会があればバイク乗せてくださいね」
「勿論です」
たわいもない会話をしながら、お互いに敬語なことに気が付きまた「A」「ショッピ、くん」とカップルごっこをする
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ヒメリ - めちゃくちゃ泣きました、ゔぅぅぅ声を荒げて泣きたいぃぃ (11月10日 0時) (
レス) @page50 id: 15632a9ca1 (このIDを非表示/違反報告)
白米の無い弁当 - ぁぁ…こんな神作品こりゃ泣くわ……グズｯ泣く時声出さへんけど声出ちまった………ゔわぁぁぁぁぁん… (5月7日 20時) (レス) @page50 id: b86b104ca2 (このIDを非表示/違反報告)
りと - ああもう、泣かせますねぇ…。苦しいけど、前を向いて生きていく姿に更に泣かされました。気の利いた言い回しは出来ませんが、本当に素晴らしい作品だということだけ、伝えさせていただきます。お疲れ様でした。 (5月5日 19時) (レス) @page50 id: 3c068a4e58 (このIDを非表示/違反報告)
うぬっぴ - 泣きました。泣いてる時に、テレビからちょうどよく、悲しい感じの歌が流れてきて…。壁に頭を打ち付けながら、『泣けるハッピーエンド』と言いながら泣いてました。最高の作品です！読んでて楽しかったです！ (2023年1月2日 20時) (レス) @page50 id: 07186dcafa (このIDを非表示/違反報告)
サラミ - めちゃくちゃ泣きました。本当に素晴らしい作品をありがとうございます。ちょっと布団取ってきますね。バスタオルだと足りなくて･･･() (2022年9月20日 21時) (レス) @page50 id: 82adb6822c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨宮 | 作成日時：2022年8月5日 18時
