四十四 ページ44
朝、ショッピはAの部屋へ行く
8時をすぎているのに医務室に居なかったからだ
「Aー、おはよう」
返事がない
「あれ、まだ起きてへん？珍しいなあ」
そういいAの寝ている布団に顔を寄せる
綺麗な顔で眠っている
「可愛ええなあ。」そういいAの手を握る
「…冷たい？」
焦り、急いで呼吸の確認をする
「A、A！…息、してへん」
すぐさまインカムを繋げる
「だ、だれか！Aの部屋来てください！
Aが…Aが息してへん！！」
ショッピの焦った声を聞き、皆はAの部屋に集まる
「ショッピくん？Aは…」
「寝てます、ここに…」
Aの顔を見ると、気持ちよさそうに眠っている
幹部が全員集まると、廊下からドタバタと音がする
衛生兵が急いで部屋へと入る
「ショッピさん、すみません」
ショッピを退かし呼吸の確認などをする
数分後、衛生兵達は動きを止める
「…皆さん。Aさん、亡くなってます…
辛さは、無かったと思われます」
震えた声で告げられる死亡宣告
衛生兵のその言葉の後、ショッピがAに飛びつく
「A、A？嘘って言ってや
俺、信じたくないで？まだAと一緒におりたいわ
Aの余命、あと半年残ってるやん。なんで、なんでそんな早くそっちいってまうん」
ショッピの後ろからは、幹部たちの啜り泣く声が聞こえてくる
すると、トントンが机の上に何かを見つける
「…これ、手紙？」
その声に皆がトントンの方を見る
グルッぺンがその手紙を拾い、中を開く
「これ、Aの字やな」
グルッぺンがゆっくり、その内容を読み始める
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ヒメリ - めちゃくちゃ泣きました、ゔぅぅぅ声を荒げて泣きたいぃぃ (11月10日 0時) (
レス) @page50 id: 15632a9ca1 (このIDを非表示/違反報告)
白米の無い弁当 - ぁぁ…こんな神作品こりゃ泣くわ……グズｯ泣く時声出さへんけど声出ちまった………ゔわぁぁぁぁぁん… (2023年5月7日 20時) (レス) @page50 id: b86b104ca2 (このIDを非表示/違反報告)
りと - ああもう、泣かせますねぇ…。苦しいけど、前を向いて生きていく姿に更に泣かされました。気の利いた言い回しは出来ませんが、本当に素晴らしい作品だということだけ、伝えさせていただきます。お疲れ様でした。 (2023年5月5日 19時) (レス) @page50 id: 3c068a4e58 (このIDを非表示/違反報告)
うぬっぴ - 泣きました。泣いてる時に、テレビからちょうどよく、悲しい感じの歌が流れてきて…。壁に頭を打ち付けながら、『泣けるハッピーエンド』と言いながら泣いてました。最高の作品です！読んでて楽しかったです！ (2023年1月2日 20時) (レス) @page50 id: 07186dcafa (このIDを非表示/違反報告)
サラミ - めちゃくちゃ泣きました。本当に素晴らしい作品をありがとうございます。ちょっと布団取ってきますね。バスタオルだと足りなくて･･･() (2022年9月20日 21時) (レス) @page50 id: 82adb6822c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨宮 | 作成日時：2022年8月5日 18時
