三十七 ページ37
「…Aちゃん。今なんて言った？」
「余命宣告されたの」
「……」
突然告げられた言葉マザーは黙り込む
「私があと生きられるのは2年。長くて2年半
最後の2年くらい親孝行？とはならないかもだけど、自分が育ったこの孤児院で暮らしたいの」
「…治らない病気なの？」
「治るかもしれないけど、現時点で治療法はまだ発見されてない
どんな理由で死ぬのかも分からない。けどこの病気にかかった人は2年半以内にしんじゃう、それだけが分かってる」
「そっか、じゃああと2年。元気にするのよ？
Aちゃんの部屋まだ残ってるから。そこ使いなさい」
「ありがとう」
マザーと離れ、昔Aがここで暮らしていた頃に使っていた部屋に行く
扉の前に経つとAと書いてある看板が未だにぶら下がっている
ガチャ、と扉を開ける
机の配置やベッドの上に置いてあるもの、全てが昔のままだ。
「変わったのは全部が埃被ってるくらいかな…」
そう呟きAは部屋の掃除を始める
部屋の掃除が終わったのは3時間後
食堂へ行くと皆が座って待っている
「Aちゃん遅いよ！みんな待ってたんだよ？」
マザーが言う
「ごめんごめん！」
そう謝り1つ空いている席に座る
皆が揃うと1人の子供が前に立ち、手を合わせてくださいと言う
皆で手を合わせると子供がいただきます、それに続いて皆でいただきます。と言う
この光景、懐かしいな。
そんな感情と同時に軍ではこんな光景有り得ないな、みんな行儀がいい、と関心をする
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ヒメリ - めちゃくちゃ泣きました、ゔぅぅぅ声を荒げて泣きたいぃぃ (11月10日 0時) (
レス) @page50 id: 15632a9ca1 (このIDを非表示/違反報告)
白米の無い弁当 - ぁぁ…こんな神作品こりゃ泣くわ……グズｯ泣く時声出さへんけど声出ちまった………ゔわぁぁぁぁぁん… (5月7日 20時) (レス) @page50 id: b86b104ca2 (このIDを非表示/違反報告)
りと - ああもう、泣かせますねぇ…。苦しいけど、前を向いて生きていく姿に更に泣かされました。気の利いた言い回しは出来ませんが、本当に素晴らしい作品だということだけ、伝えさせていただきます。お疲れ様でした。 (2023年5月5日 19時) (レス) @page50 id: 3c068a4e58 (このIDを非表示/違反報告)
うぬっぴ - 泣きました。泣いてる時に、テレビからちょうどよく、悲しい感じの歌が流れてきて…。壁に頭を打ち付けながら、『泣けるハッピーエンド』と言いながら泣いてました。最高の作品です！読んでて楽しかったです！ (2023年1月2日 20時) (レス) @page50 id: 07186dcafa (このIDを非表示/違反報告)
サラミ - めちゃくちゃ泣きました。本当に素晴らしい作品をありがとうございます。ちょっと布団取ってきますね。バスタオルだと足りなくて･･･() (2022年9月20日 21時) (レス) @page50 id: 82adb6822c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨宮 | 作成日時：2022年8月5日 18時
