十四 ページ14
負傷者などのリストを作るのに結局4日もかけてしまった
目の下に大きな隈を作りあくびをするAは、この4日間全く医務室から出ていないなと思い時計を見る
針は、午前10時を指していたので
お風呂に入って食堂に行こうとAは部屋を出た
お風呂をあがり、髪を乾かしたりしていると時間は12時だ。4日間、まともなご飯も食べておらずトントンが持ってきてくれるおにぎりや冷蔵庫に入っているゼリーなどを食べて過ごしていたA
もうそろそろしっかり食事を取らないと倒れるな、と思い、シャワー室を出て食堂へと向かう
食堂へ着くと皆はもう食事を取り始めている
「あれ、Aちゃん久しぶり。最近見らんかったなあ」
そういう鬱に「少し仕事がありまして」と返しちらっとトントンを見る
Aと同じくトントンも目の下に隈を作っており今にも死にそうな顔をしている
嗚呼、今回の戦争の書類を纏めていたんだな…と察したAは食事を取り終わるとトントンを医務室に呼んだ
「A…どうしたんや」
「トントンさん、隈が酷いですよ。ベッド貸しますから横になってください
デスクワークで疲れているでしょうからマッサージもしますよ」
哀れみの目で言うAにトントンは返す
「それはAも同じやろ。あんたこそ目の下の隈酷いで。」
「私はもう終わったので。ですがトントンさんはまだでしょう？今日で何徹ですか」
「…6や」
そういったトントンをAはすぐ様ベッドに倒す
軍の中でも大柄なトントンだが疲れで抵抗する力も無いらしく、少し押すと直ぐにベッドに横になってくれた
「嗚呼…書類が終わってないんじゃあ…」と言いながらもトントンの体は意に反し久しぶりのベッドの感覚にトントンは深い眠りに落ちていく
「ん……」
「あ、起きましたか。随分と疲れていたご様子ですね」
「あれ…俺、寝てもうてた……？」
「しっかり休憩を取らないといつか倒れますよ」
Aのガチートーンに「…はーい……」と返すトントンは体を起こす
「あれ……？なんか体軽いわ」
「トントンさんが眠っている間にマッサージさせて頂きました」
「すまへんなあ…」というトントンはAの顔を見る
Aの顔にも隈があることに気付いたトントンは
「Aは何徹目や」と聞く
「……四徹目です」
その言葉を聞いたトントンは「人のこと言えんやろ！」とAをすぐにベットに寝かせた
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ヒメリ - めちゃくちゃ泣きました、ゔぅぅぅ声を荒げて泣きたいぃぃ (11月10日 0時) (
レス) @page50 id: 15632a9ca1 (このIDを非表示/違反報告)
白米の無い弁当 - ぁぁ…こんな神作品こりゃ泣くわ……グズｯ泣く時声出さへんけど声出ちまった………ゔわぁぁぁぁぁん… (2023年5月7日 20時) (レス) @page50 id: b86b104ca2 (このIDを非表示/違反報告)
りと - ああもう、泣かせますねぇ…。苦しいけど、前を向いて生きていく姿に更に泣かされました。気の利いた言い回しは出来ませんが、本当に素晴らしい作品だということだけ、伝えさせていただきます。お疲れ様でした。 (2023年5月5日 19時) (レス) @page50 id: 3c068a4e58 (このIDを非表示/違反報告)
うぬっぴ - 泣きました。泣いてる時に、テレビからちょうどよく、悲しい感じの歌が流れてきて…。壁に頭を打ち付けながら、『泣けるハッピーエンド』と言いながら泣いてました。最高の作品です！読んでて楽しかったです！ (2023年1月2日 20時) (レス) @page50 id: 07186dcafa (このIDを非表示/違反報告)
サラミ - めちゃくちゃ泣きました。本当に素晴らしい作品をありがとうございます。ちょっと布団取ってきますね。バスタオルだと足りなくて･･･() (2022年9月20日 21時) (レス) @page50 id: 82adb6822c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨宮 | 作成日時：2022年8月5日 18時
