表情筋死んでるガール【wrwrd】

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その総統の言葉にはぁ、とため息をついたものが1人
その男は書記長であり総統の右腕などと呼ばれている
噂によれば、軍１の苦労人らしい。

そのため息を見てグルッぺンが言う。

「この後の部屋の紹介などは頼んだゾ。トン氏」

「はぁ！？俺かい！」

トントンはまた、はぁ、と先程より大きなため息をつく


その後は幹部が1人ずつ自己紹介をして行き、グルッぺンの解散。という言葉で次々に兵士が部屋を出ていく


その様子を見守っていたAが男に話しかけられる


「じゃあ、Aさん。部屋と医務室とか書類の説明とかしたるから着いてき」


突然話しかけられたので少し驚いたAだったが表情には全く出ていない


「はい、分かりました。」


と言いカツカツと革靴を鳴らす彼について行く

彼の大きな背中について行きながらAは思う。
分厚い眼鏡をしていても尚見えてしまう目の下の大きな隈。きっとトントンさんは苦労人なのだな、と。


そんなことを考えながら歩いていると、トントンが止まり前を指さしている

指のさされている方向を見るとそこには扉が

「此処、Aさんの部屋やから。ベットとか机とか、最低限の家具は揃ってるけど他はなんもないから必要なもんは自分で用意するかグルさんにでも頼みや」

そう言われて分かりましたと返すA

また、カツカツと音を鳴らし歩き出すトントンについて行く


次にトントンが止まった部屋の前には医務室と書いてある

「此処、医務室な。まあAさんの仕事部屋や
朝の9時から夜の8時くらいまではここで仕事してもらうで」

そういう彼にAは言う

「医務室に私物などの持ち込みはしていいですか？それと、薬の調合などは何処ですれば。」

「あー、他の人の迷惑にならんくらいならええで。
薬の調合な、医務室の奥に調合部屋と手術室とかあるわ
まあ、後でゆっくり見たらええよ」

丁寧に返してくれるトントンにまたありがとうございます。と一言

「書類は多分A国でやってたようなんと同じや。
さっそく書類は明日からしてもらうな。
それと、昼の12時、夜の8時から食堂で食事や、朝食は食いたいなら食うてもええで。遅れんようにな」

そういう彼に分かりました。ありがとうございますとまたお礼を言いまた歩き出すトントンについて行く

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