19話 ページ19
朝目が覚めるといつものベッドではない
隣をチラッと見ると裸で寝ている紗緒がいる
「はぁあああ…」
やってしまった、と思いつつも悪い気分はしなかったな。
むしろ、良い気分だった。そんな呑気な事を思いスマホを開く
時間は9時を過ぎている
今日は平日だ。
急いで体を起こし、紗緒の家を出る
自分の家へ入り高速でシャワーに入る
結局、会社へついたのは10時でタクシーを使ってしまった
お金の使い道が無いのでタクシーを使うのは良いのだが、このブラック企業で遅刻をすると…
「Aくん遅いよ！困るなあ」
「すみません、少し用事がありまして。」
「それなら連絡してよ」
連絡してもうだうだ言う癖に、と思いながらも非があるのはこちらなのでしっかりと謝る
だが、そんな謝罪では許さないのがこの会社のクソ上司である
「だから最近の子はさあ…Aくんはいつもいつも…」
うだうだタイムが始まってしまう
最近は無かったのでとても面倒臭い
「はい、すみません。はい…」
適当に相槌を打ちつつ謝っていると上司から手が伸びてくる
頬を上司の手が伝う感覚
「な、なんですか」
「Aくんさあ、会社にこんな綺麗な顔で来て…気が散るじゃないか」
此奴は本当にクソ上司だ。2人だけの飲みに誘われることは多々あったが実際に触られるのはこれが初めて
「やめてください…」
そんな言葉も関係なしに上司の手は下へと伸びてくる
そんな時、バンッとドアが開く
驚いてそちらを見ると会社の人々が立っている
ざっと5人ほどだろうか
「部長、動画撮りました。
部下への過度なパワハラ、セクハラ。労働基準法外のサービス残業。他にも色々なことがこの部署から訴えられています。」
そう話すのは課長だ
きっとこのクソ上司からのパワハラなどが辛くて皆課長に相談していたのだろう
「な、なんだ君たちは！これは指導だ」
「指導だなんて、なに顧問みたいなこと言ってるんですか。ここは会社です
部下に過度な指導をする場ではなく仕事をする場所
今回のことは社長に報告させていただきます」
そう言い部長を引っ張り出して行く課長
課長が出ていくと女性社員達が近づいてくる
「餅原さん大丈夫だった！？」
「まさか部長でもあそこまでするとはねえ…」
「流石に信じらんないわ」
皆が思っていた上司への不快感は同じらしくそこからは愚痴っぽい女子トークが始まった
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外套 - めっっちゃ好きです！主人公ちゃんの会社がホワイトになって良かった…と安心しながら読んでいました！新作も楽しみです！ (12月7日 15時) (
レス) @page26 id: ca88419c94 (このIDを非表示/違反報告)
まろん - 更新あざます！生存確認できて良かったです(笑)更新停止の件了解です。新作楽しみに待ってます！ (2022年10月9日 22時) (レス) @page26 id: 691310b83c (このIDを非表示/違反報告)
無名さん - 雨宮さん» 快く承諾していただき感謝します！ありがとうございます！ (2022年8月30日 3時) (レス) id: 2e8045659d (このIDを非表示/違反報告)
雨宮(プロフ) - 無名さんさん» いつも読んで頂いてありがとうございます。本当ですか！？とても嬉しいです、紹介して頂けるなら是非お願いします〜！🙇♀️ (2022年8月28日 13時) (レス) id: cd36dc213c (このIDを非表示/違反報告)
無名さん - こちらの作品大好きなので僕が好きな作品を紹介しているところに紹介してもよろしいでしょうか？（紹介するときは作者様のお名前と作品名を載せさせていただきます） (2022年8月28日 6時) (レス) @page25 id: 2e8045659d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨宮 | 作成日時：2022年8月11日 9時
