6.記憶 ページ6
_Aside
思い出せ…!思い出せ!!
善逸君はあの男の事をなんと呼んでいた?
『きぶつじ…』
?「!?」
そう、たしか
『鬼舞辻無惨』
怖い顔をした人たちの表情が一層険しくなった
『そうだ、鬼舞辻無惨、鬼舞辻無惨!』
憎き男の名前を必死に叫ぶ
アイツがみんなを殺したんだと伝わるように
お館様「そうか、鬼舞辻がしたんだね」
その後のことはよく覚えていない
憎い男の顔を必死に思い出そうとしていたから
私は胡蝶しのぶという女性のお屋敷に住むことになった
私の処分については胡蝶さんが分析してからだそうだ
『すみません、胡蝶さん…』
しのぶ「やめてください、名前を呼ばないで」
揺らめきの闇が濃くなる
あぁ、この人は本当に鬼が大嫌いなんだな
その後、分析という嫌な事を繰り返した
特に人の血液を近づけられた時、恐怖が蘇って、なんだか死ぬような気がして
『ぉえ』
普通に吐いてしまった
ごめんなさい
それが決定的だったのかそれで分析は終わった
再び大きな屋敷へ連れていかれた
しのぶ「報告します、この方に鬼舞辻の血は流れていません。恐らく血液が侵入した時に分解したのでしょう」
その一言であたりが一気に騒がしくなる
しのぶ「まず理由としては、先程みなさんも目撃されたと思いますが鬼舞辻の名前を呼んでも呪いが発動しませんでした」
しのぶ「それから例外過ぎるほど知能があり、言葉を話せます」
しのぶ「それに陽の光に当たっても消えません」
しのぶ「そして、これは恐らくですが、彼女は人肉を食べたら死にます」
報告は以上です、と締め括った
その報告で自分は鬼なのだと、痛感した
どうして、鬼になってしまったのか
そんなの一つしか思いつかない
鬼舞辻の血を浴びたからだ
お館様「分かった、つまりAは憎むべき相手ではないね。むしろ被害者だ」
?「!?ですが!」
小芭内「不死川、お館様のお話を遮るな」
不死川「悪ぃ」
お館様「炭治郎君のように鬼連れを認めて欲しい、という善逸君の提案を認めるよ」
お館様「Aは人肉を食べる心配はないし、陽の光に当たっても消えない。きっと力になってくれるよ」
お館様「みんなも認めてあげてね」
「「御意」」
今日分かったのは、私は
陽の光を浴びても消滅しない
人肉を食べられない、食べたら死ぬ
知能が通常の鬼より高い
私はお館様に認められたから善逸君と共に行動できる
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名無し97177号(プロフ) - 物凄く私の好きなのにドストライク!これかも応援してます。!続き気になります!! (2019年9月29日 22時) (レス) id: e9ddd80024 (このIDを非表示/違反報告)
@トマト - 結婚しよ (2019年8月25日 14時) (レス) id: b84b38a155 (このIDを非表示/違反報告)
多雨(プロフ) - 零さん» え、結婚する? (2019年7月28日 20時) (レス) id: 3a7e52d2ad (このIDを非表示/違反報告)
零 - 私なら秒で嫁いく (2019年7月28日 19時) (レス) id: b9ca4b6036 (このIDを非表示/違反報告)
多雨(プロフ) - 零さん» えっ、超好き、、、 (2019年7月28日 17時) (レス) id: 3a7e52d2ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:多雨 x他1人 | 作成日時:2019年7月19日 21時