ギャァァ！モウ一匹ノ鬼連レ！鬼連レェ！！ (ページ12)

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12.帰還ページ12

＿Aside

無事任務を終えた私たちは蝶屋敷に帰ってきていた

女の子3人組に炭治郎さんが私の話をしている

炭治郎「でな！その時Aがばっ！と飛んで駆けつけて…！」

もう恥ずかしいやめてほしい

ぶっちゃけ顔から火が出そうだ

気づいたらアオイさんも輪に入ってるし

善逸君や伊之助さんも炭治郎さんの見事な話術に聞き入っている

いや貴方達はいたよね！？

なんの拷問だよ…

どうやら話し終えた様子で

アオイさんが私の方へ駆けてきた

アオイ「この前はすみませんでした」

『へっ？』

アオイ「貴方の事を知りもしないのに、怒ってました」

アオイさんは私が気づいていたことに気づいていたんだろう

『大丈夫です、アオイさんも気になさらないで』

アオイ「そのっ！あ、アオイで良いです」

『…アオイですか？』

アオイ「はい！」

少し戸惑う

いくら女の子とはいえ、呼び捨てには少々抵抗が残る

いや、折角の好意を無下にするなんてできない

『アオイって呼びます』

そういうとアオイさん、もといアオイは嬉しそうに笑ってくれた

いや可愛

＿アオイside

炭治郎「そうやってAは俺たちを助けてくれたんだ！！」

嬉嬉として語る炭治郎さんを見ると

彼女が悪い鬼でないことが伝わってくる

元々、悪い人では無かったそうだし

悪いことをしてしまった

こういう時ケジメを付けなければ気が済まない性分だ

アオイ「この前はすみませんでした」

駆け寄りまずは謝罪した

『へっ？』

アオイ「貴方の事を知りもしないのに、怒ってました」

Aさんは凄く戸惑っていたけど理由を聞いて納得したようだった

『大丈夫です、アオイさんも気になさらないで』

フワフワした雰囲気がとても似合う笑顔だった

この鬼はとても善い鬼だと本能が告げている

だから

アオイ「そのっ！あ、アオイで良いです」

歩み寄ろうと思った

『…アオイですか？』

アオイ「はい！」

彼女は暫く考えたあと、

『アオイって呼びます』

また柔らかい笑顔を見せてくれた