【鬼滅の刃】憩の呼吸とか以前に私ここの世界線の人間じゃないので！

顔合わせ ページ6

進むにつれて蜘蛛の巣が多くなっていく

『なんかラスボス感あるな』

まぁボスだし当然か、

ついに1番最後まで来た

ズモモモモと効果音がしそうなほど黒いオーラをまとった障子がある

あからさますぎる

鬼殺隊きたらたぶん一瞬で居場所バレるよ


『失礼します』

事前に川合ちゃんに習った作法で障子を開ける

その瞬間

ﾄﾞｼｭｯｯｯｯｯ

『ﾋｮｫ!!』

扇子がすごい勢いで隣の土壁に刺さった

ボス「誰じゃ」

バクバクと爆音で鳴り続ける心臓を抑え

『然問Aです。本日からお世話になります』

畳に手を付き頭を下げた

ボス「おぉ！やっと来おったか。あまりにも遅いから川合の奴をどうしてくれようかと考えていたところじゃ」

あっぶな、川合ちゃんあっぶな

私のせいだわそれ弁解しとこ

『申し訳ありません、ここ数日体調が優れず、旦那様にお顔を向けるにはあまりに滑稽だったうえ川合さんに頼んで日付を送らせていただきました』

ボス「ほぉ…して、体調はもう良いのか？」

『お陰様で』

ニッコリと効果音つきで微笑む

それにボスは機嫌を良くしたのか

ボス「はやくこっちに来てその顔を見せてみろ」

呼ばれちゃった☆

ウワァァァァやべぇよ絶対冷や汗で化粧崩れまくってる

ヤバイヤバイ

『失礼します』

もう一度頭を下げ敷居をまたぐ

これでも3次元の世界の家は名家だったもので割とこういう作法は分かってるつもりだ

畳のへりを踏まないように静かに歩きボスからかなーり離れたところに正座する

ボス「そんなに離れないでも僕たち今日から夫婦だろ？」

さっきとは打って変わった言葉遣いに違和感を覚える

でも声はさっきと一緒だ

ボス「さっきの話し方はね、君に嘗められないように意識してただけだよ」

こっちが素！と明るく話すボスに安心する

これならやっていけるかも、

ん、待て？待て待て待て待て？

さっき私の心読んだくね？エスパー？

やばいなー怖いなー



終始会話が成り立たなかったが無事顔合わせは終わった

新婚さんいらっしゃいにでれるかもしれない→←那田蜘蛛山のボスさん

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