【鬼滅の刃】憩の呼吸とか以前に私ここの世界線の人間じゃないので！

シュバッッッみたいな ページ43

少し先の茶屋から煙が登っている

大方、大型の鬼が破壊したんだろう

不死川「.......」

不死川さんは目の前に鬼がいるのに一切動かない

『あの、不死川さん.......？』

不死川「あ？」

『鬼、殺らないんですか』

不死川「てめぇが殺れ」

『うっっっっっわ』

ギロリとかギロンとかそういう効果音がつきそうな勢いで睨まれる

柱に近い人でも適わなかった鬼になんで私が.......


はやく行け、とばかりに真っ黒なオーラを放ってくる不死川さんを一瞥する

行けばいいんでしょう行けば

勝負は一瞬で決まる

これはスピード勝負だ



グンっと足に力を込める

シィィィィィ

深く息を吸って全身に巡らせ

『憩いの呼吸 弐ノ型・踏青』

鬼の首元まで一瞬で飛び移る

普通の刀じゃ届かない距離でも仕留められるのが薙刀の長所

空中で踏ん張り

離れた距離から準備に入る

この間僅か0.9秒

大型の鬼の分厚い首に刃をめり込ませる

ミチミチミチと、嫌な音がして首が飛んだ

向かい側の家の屋根に着地し鬼が消えていくのを見届ける


不死川さんを見るとぽかんとしていた

これはめちゃめちゃレアな表情では？

脳裏に焼き付けるためにすんごく凝視した





任務も終わり隣町の茶屋で不死川さんにみたらし団子を買って貰った

わーい



不死川「てめぇの呼吸なんだがよ」

『...？ひほひのほふぅへぇふか？？』

不死川「.......まぁゆっくり食えや」


呆れ顔の不死川さんに軽く会釈しておまけで貰ったみたらし団子を頬張った




『それで、憩いの呼吸がどうかしたんですか？』

不死川「憩いの呼吸なんて聞いたことねぇ、他にも使える奴はいんのか」

『いないです』

不死川「何の呼吸から派生した」

『....さぁ』

実の所、私もよくわかっていない

憩いの呼吸を使えるのはこの世界に私とボスだけだとボスが言っていたのは覚えているけど

不死川サァン→←不死川さんと

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