川村カップル ３【川村壱馬】

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『…どう、かな？』









花火大会当日、ママのお家にお邪魔して着付けて貰った

壱馬とデートで定番の待ち合わせがしたくて近くの公園で落ち合った


一瞬目を見開いたものの何も言ってくれない壱馬に

ちょっと不安になった









「…このまま帰んね？」


『え、、浴衣似合ってなかった、？』


「…見せたくねぇ、誰にも」









小さくなっていった語尾と照れくさそうに目を逸らした壱馬に

グイッと引き寄せられた









「髪も…お母さんにやってもらったのか？」


『うん。』


「…可愛いな、誰かに見られる前に解きてぇ…、」


『や、やめてよっせっかく綺麗にしてもらったんだから…』


「冗談だよ笑 本当に綺麗だな」









こんなにストレートに目を見て言われると…

今度は私の顔が熱くなった









「今日の夜…この帯、俺が解いてい？」

『えっ、///』

「お前そんな顔すんなよ、我慢出来なくなんだろ、」

『っバカ！』









恥ずかしさMAXで壱馬を置いて早足で歩き始めた


いつもみたいに大股で歩けないし、

すぐに追いつかれちゃうのも分かってたけど

恥ずかしさが断然上回った









「マジで…絶対俺から離れんなよ？」


『わ、分かってるよっ』









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