川村カップル 2【川村壱馬】

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- Kazuma side -









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「キモイ顔してる」



「うっせーよ」









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昨日のAやばかったな、マジで…


って浸ってた時にぶち壊す北人









Aは美沙ちゃんとガールズトークするから


2人でご飯食べるねって完全に2人の世界









ぽつんと取り残された俺らは屋上で昼飯


男2人で食っても美味くねぇっつの









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「Aから聞いてんの？」



「なにを？」



「美沙の、」



「美沙ちゃんのなにを？」



「あー、聞いてないのか。そっか」



「なんだよ」



「Aは本当に良い子だよね」



「は？お前美沙ちゃん居んだろ」



「そういう事じゃなくて、彼氏の壱馬にでさえ言わなかったんだから」



「大雨の時の話か？」



「そう、それ」









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北人が踏み込み過ぎたのかって悩んでたあれ



相当悩んでたから多少気にはなってたけど、


俺は俺でAの事でいっぱいだったのもあったし、



何より美沙ちゃんの話をよくするAが口にしなかったって事は相当なんだと思って触れなかった









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「俺には知られたくなかった事らしくてさ。


まぁ、この間一生懸命話してくれたんだけど、


それを俺らが迎えに行った時にAに話してたらしいんだけど」






「北人に知られたくない事は俺にも言わねーよ、Aは」






「うん…


俺が思ってたよりデカいの抱えてた」





「内容は知らないけど、俺も北人も彼女の全部ひっくるめて好きだろ？」





「当たり前」




「ならいいじゃん、それで。」




「ふっ、そうだな」









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