川村カップル 2【川村壱馬】

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- Kazuma side -









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さっきまで不安そうにしてたのに


俺がベッドに入った途端、トロンとしてすぐ眠ったA









そんなAの額にうっすらと浮かぶ汗を拭いてやる




少し苦しそうに息をするAが可哀想


変わってやれたらいいのに…


握られてる小さい手を見ると余計にこいつを守りたいと思う









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" 私… 、独りになっちゃった "





あれが…Aの叫び声に聞こえた



泣きながら…、悲痛な…



あんなになるまで俺は何もしてやれなかった









何もしてやれなかった自分にも苛立ってるけど



Aの親父さんたちにも……








何でこいつを置いてったんだよ…


少し前に会った時は少し過保護に思えるくらい


Aを大事にしてたのに…






それがこの短期間でどうして…









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A…お前は独りじゃない


お前には俺がいる






付き合う時言ったよな？


これから先お前を離す気は一切ねぇって。









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ﾌﾟﾙﾙﾙ…ﾌﾟﾙﾙﾙ…









「おぅ、」




「Aちゃん、会えた？」









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忘れてた…



今朝家に置いてきた…大きなワンコ









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