川村カップル 【川村壱馬】

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「頼むっ！！」









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パチンっ！と、顔の前で手を合わせた先輩



聞くと、

先輩のバイト先である個人経営の居酒屋さんが

大学生のバイトさん達が就職活動などで休みだし、

人が足りなくてバタバタ状態らしい









しかも…









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・









「壱馬先輩、俺らもっす…」




「お前ら！」









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教室のドアにもたれ掛かっていたのは、


いっちゃんとまこっちゃん


ひと学年下の2人だった









2人は壱馬と北ちゃんの中学の後輩


いっちゃん、まこっちゃんが入学してきた時


壱馬が紹介してくれて、


それからは私たちを見つけると挨拶してくれる


良い子＆優しい子！









そんな2人も先輩に巻き込まれたのね…笑









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・









「え、北人は？」



「いや俺はもう別でバイトしてるから」



「あ、そっか」









・









分かりやすく肩を落とした壱馬



そんな壱馬をちょっと可愛いななんて思って見てると…









・









「どう思う？」



『えっ？』



「これ受けたらAと帰れる日減るかもしれねぇし、もしかしたらデートの回数も減…

『先輩助けてあげて？』」









・









・









壱馬が私に言ったことは、


確かに私も思ったし帰りは絶対一緒だっただけに


ちょっと寂しいなって思ったけど


私にどう思う？って聞いてくれた事が嬉しかったからいい！









・









『その代わり…

バイト無い日は、、その、』






「ん？」





『か、構って…ね？』






「あーやっべ…」






『っ!!///』









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・









急に天井を見上げたと思ったら


ガバッと抱き締められた









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