川村カップル 【川村壱馬】

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『…壱馬？』


「あ？」


『ここ…壱馬ん家、だよね？』


「あぁ」









着いた場所は私の家じゃなくて壱馬の家


しかもなんか…









『怒ってる…？』


「Aにじゃねぇよ」


『え？』









自転車を置いた壱馬に腕を引かれ家に入った




ガチャンっ と鍵を閉めた音がしたと思ったら…









『んっ、ちょ…っ』









靴も脱がずに玄関で…




後頭部と腰にはがっちりと壱馬の手が回ってて

身動きが取れない





普段急に壱馬の家に連れてこられることあんまりないのに…


どうしたんだろ…









『はっ…ん、かず、』


「…っ、悪ぃ」









壱馬は髪をかきあげて溜息をついた


こんな壱馬はレア









『どうしたの？』



「消毒」



『へっ？』









思ってもなかった返事が返ってきて変な声が出た









「お前と一緒にいる時に他の奴に来られんのマジで嫌なんだよ



まぁ、俺1人の時狙ってわざわざ来んのも気に食わねぇけど…

あいつと同じ空間に居たから消毒」









らしい…笑







でも壱馬の周りに女の子がいるのは私も嫌だ


それをちゃんと分かってくれてる気がして…









「…どした」


『ううん』









嬉しくて壱馬にギューって抱き着いた









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