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祐基side
祐(あれ？僕、今、何を言った？)
笑顔を張り付かせたまま、僕は自分の行動を思い返していた。
祐(みんなの前で、自分の意見を言っちゃった。あんなに、ハッキリと)
祐「ちょ、ちょっとトイレに行ってくるね」
僕は教室を出て、トイレに向かった。
ーーーーー
男子トイレで、僕は洗面台の鏡を覗き込んだ。
いつもの自分の姿が、鏡に映っている。
祐「どうしちゃっんだろう………僕」
白い頬に触れながら、僕は呟く。
祐「あんな提案、自分に出来るはずないのに。なんだか、性格が変わっちゃったみたい」
祐(性格が変わる？…………あ)
僕はズボンのポケットから、昨日のカプセルを取り出した。
表面を確認すると、小さな文字で
『自分をはっきりもっている赤』
と書いてあった。
祐「あ…………こんなところに文字が書いてある。昨日は気づかなかったよ」
祐(自分をハッキリ…………って)
祐「まさか、あのガチャポンで、本当に性格を変えられるのかな？」
僕は、カプセルを強く握りしめた。
ーーーーー
その日の放課後、僕は一人であの駄菓子屋に向かった。
駄菓子屋の前には、昨日と同じようにガチャポン機が置かれている。
『性格ガチャポン』
と書かれた紙が貼ってある機械の前で、僕は財布を取り出した。
祐(もう一度、確かめてみよう。もし、これで性格が変わるのなら…………)
唇を強く結んで、百円玉をガチャポン機に入れ、汗ばんでいる右手でレバーを回した。
ガチャガチャと音がして、取り出し口から黄色のカプセルが出てきた。
祐「黄色…………」
祐(昨日は赤だったけど、今日は黄色だ。これを開けたら、また、性格が変わるのかもしれない。試してみよ！)
僕はカプセルを両手で持ち、力を入れた。
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risa(プロフ) - 藍さん» ありがとうございます！！なるべく毎日更新頑張りますね！！ (2018年4月24日 21時) (
レス) id: c52a3971f8 (このIDを非表示/違反報告)
藍 - 前からこの作品が好きでした！更新頑張って下さい！ (2018年4月22日 22時) (レス) id: 06d5480a49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱちゅ | 作成日時：2018年3月24日 15時
