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太陽side
ーーーーー
いつものように早朝に学校に着いた僕は、ポスターがはりだされた廊下に向かった。
太(今日は何処を描き足そうかな。
あ、塀にヒビをいれるのもいいかもしれないな。トラックがぶつかっているんやし)
自分のポスターの前に立ち、ペンを握りしめる。
太「あれ…………？」
僕の瞳に、ポスターの中で倒れている男の子が映った。
男の子の頭から赤い液体が流れ出していて、横断歩道に広がっている。
太(なんやこれ？こんなの描いたっけ？)
眉間にシワを寄せて、ポスターに顔を近づける。
太(これって、血みたいや…………)
僕の背筋がぞくりと震える。
太「いや…………でも…………」
太(ぐっと生々しくなって良くなったかもな。まるで、本当に男の子がトラックにはねられたみたいな…………)
太「これ、いいかもしんないな」
僕は自分のポスターを見ながら、何度も頷いた。
ーーーーー
昼休み、僕の描いたポスターの前に多くの生徒達が集まっていた。
太(うわ、すごい人気やで〜)
僕は人混みをかき分けて、壁に貼ってあるポスターに近づく。
ポスターを見ていた祐基が、僕の耳に顔を寄せる。
祐「太陽。これ、書き足しすぎじゃない？」
太「書き足しすぎ？」
祐「うん。ちょっと怖いよー……」
太「なん、これぐらいで？」
祐「だって、倒れている男の子、血を流してるじゃん。
これはまずい気がするよ」
太「そうかなぁ……」
拓「うーん…………」
祐基の横にいた拓弥が首をかしげた。
拓「上手いけど………ちょっと………」
太(んっ？拓弥も気に入らないのか〜)
僕は、自分の描いた男の子の絵に視線を留める。
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risa(プロフ) - 藍さん» ありがとうございます！！なるべく毎日更新頑張りますね！！ (2018年4月24日 21時) (
レス) id: c52a3971f8 (このIDを非表示/違反報告)
藍 - 前からこの作品が好きでした！更新頑張って下さい！ (2018年4月22日 22時) (レス) id: 06d5480a49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱちゅ | 作成日時：2018年3月24日 15時
