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拓弥side
ーーーーー
試合が始まると同時に、俺はドリブルで敵陣に向かった。
すぐに、東高の選手が俺をマークする。
拓「祐基っ！」
ななめうしろに居た祐基にパスをする。
祐基はそのボールを稜雅に送る。
ボールの軌道が曲がり、サイドラインを超え、壁に当たった。
稜「あ………ご、ごめん」
拓「ドンマイっ！守るよ！」
俺は稜雅の肩を叩いて、自陣に戻る。
拓(久しぶりにパスミスが出たか。皆準決勝で緊張してるのかも。落ち着かせねぇと)
拓「じっくり守るよ！試合は始まったばかりだからな」
「「はいっ！」」
チームメイトの声が体育館に響いた。
しかし、それからも俺達のチームのミスは続いた。
何度もパスミスを繰り返し、シュートも尽く外した。
【超特高:0点 東高:10点】
インターバル中、俺はチームメイトの前で眉を吊り上げた。
拓「何やってんだよ。もう十点差だよ？皆、ミスが多すぎだろ！」
稜「ごめん、拓弥」
稜雅が肩で息をしながら、首を傾けた。
稜「何か変なんだよ」
拓「変って何が？体調悪いの？」
稜「違う。ボールが勝手に動いているような気がして………」
拓「そんな事あるわけねぇだろ！！」
稜「でも、大会が始まってから、ボールが変な動きをした事多かったじゃん。拓弥も気づいていたでしょ？」
拓「それは…………」
俺は最近の試合を思い出した。
拓(確かにボールの動きがおかしかった事はあるけど、勝手に動くなんてありえない)
太「僕も気になってました」
太陽が右手をあげた。
太「ぜっに外したと思ったシュートが、何本も入ったんです。でも、今日は逆に入ると思ったシュートが全然決まらなくて」
ほかのチームメイト達も、うんうんと首を縦に振る。
「俺も変だと思ってた。ボールが揺れるように動いてるんだよ」
「うん。絶対におかしいって」
拓「ちょっと待てよ！！」
拓弥は胸の前で両手を叩く。
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risa(プロフ) - 藍さん» ありがとうございます！！なるべく毎日更新頑張りますね！！ (2018年4月24日 21時) (
レス) id: c52a3971f8 (このIDを非表示/違反報告)
藍 - 前からこの作品が好きでした！更新頑張って下さい！ (2018年4月22日 22時) (レス) id: 06d5480a49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱちゅ | 作成日時：2018年3月24日 15時
