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祐基side
ー現在ー
祐(佑亮は優しくて、元気でおおらかでいい子だ。だけど、今はそれだけじゃダメなんだよ。人間は他人をランク付けしたがる生き物なんだから)
祐基は唇を強く噛んで、手の平に爪を食い込ませた。
自分の部屋のドアを開けると、晃一がベッドに腰をかけて、祐基のアルバムを見ていた。
祐「あ………晃一」
祐(そうだ。晃一が遊びに来てたんだっけ)
祐基は晃一が見ているアルバムをのぞき込んだ。
そこには、祐基と佑亮が並んでピースサインをしている写真が挟まっていた。
その写真を見て、晃一が微笑する。
晃「祐基と佑亮の小学生の頃の写真やな。仲が良さそうや。」
祐「………昔の写真だよ。今は晃一達といる方が楽しいし」
晃「そうやな。四人でいると、女の子の視線も集まるし、ちやほやされるのは気持ちいいもんな」
祐「悪いことじゃないでしょ」
祐基は自分に言い聞かせるように言った。
祐「誰だって、人気があるグループに入りたいよ。みんな優しくしてくれるし、いじめられることも無い」
晃「佑亮みたいに?」
その言葉に、祐基の表情がこわばった。
祐「………しょうがないよ。人間は他人をランク付けしたがる生き物だし」
晃「佑亮は最低ランクって事やな」
祐「………もぅ、佑亮の話はいいよ。それより、ご飯食べてく?お母さんが何か作ってくれると思うから」
晃「ううん。もう帰るで」
晃一はアルバムをベッドの上に置いて、立ち上がった。
晃「祐基………明日が楽しみやな」
祐「明日って?」
晃「…………」
晃一は祐基の質問を無視して部屋から出て言った。
祐「明日って…………佑亮の事か」
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変な切り方ですみません!(´xωx`)
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risa(プロフ) - 優花さん» ありがとうございます!頑張ります! (2018年3月17日 13時) (レス) id: c52a3971f8 (このIDを非表示/違反報告)
優花 - 更新楽しみにしてます! (2018年3月14日 19時) (レス) id: 06d5480a49 (このIDを非表示/違反報告)
rias(プロフ) - 円藤 マメさん» そうですか!では、参考にした小説の名前を書きます。本当にすみませんでした…。ご報告ありがとうございます! (2018年3月7日 21時) (レス) id: c52a3971f8 (このIDを非表示/違反報告)
円藤 マメ(プロフ) - 話のタイトル、ましてや内容までほぼ同じにするならその"参考にした(基にした)"小説の名前も出すべきではないでしょうか…… (2018年3月7日 21時) (レス) id: 3241387696 (このIDを非表示/違反報告)
s - 祐基と佑亮の回想シーンが泣けました。 (2018年3月6日 19時) (レス) id: 06d5480a49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぱちゅ | 作成日時:2018年3月5日 18時