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拓弥side
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マラソン大会の当日、体操服に着替えた俺は、教室から窓の外を見ていた。
校門の前に女の子が集まっている。
拓「もうすぐ、女子のスタートか…………」
そう呟きながら、軽く手足を動かす。
拓(調子は悪くないかな。学年一位は無理かもしれないけど、いい成績は残せそう…)
賢太「拓弥！」
教室のドアの前にいた賢太が、俺の名を呼んだ。
賢太「そろそろ、外行こうよ。俺のクラスの女子を応援しないと」
拓「………先行ってて良いよ。」
賢太「んじゃ、校門の前にいるから」
賢太がいなくなり、教室には俺だけが残った。
俺は視線を太陽の席に向ける。
拓(結局、太陽は行方不明のまま………か。 まあ、今日、戻ってこられる方が嫌だけど)
太陽の席に移動して、机に触れる。
机の表面は全体に白いホコリがついていた。
拓「…………ん？何、これ」
机の中からそれを取り出すと、紙には
『拓弥へ』
と書かれてあった。
自分の心臓の音が聞こえた気がした。
拓「俺へ…………って、これ…………太陽からの手紙？ いつの間に……………」
拓弥は折りたたまれた紙をそっと開いた。
中には、見覚えのある太陽の文字が見えた。
『拓弥、いつも、トロい僕をフォローしてくれてありがとう。
本当は勉強もスポーツも誰よりも得意なはずなのに。
そんな、凄くて優しい拓弥は僕の目標やで。今度のマラソン大会も僕、頑張るで。
実はな、今、沢山マラソンの練習をしているんやで！
もし、拓弥に届いたら、ずっと一緒にいられるかな』
拓「太陽……………」
俺は、無意識に行方不明になった友達の名前を呟いていた。
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risa(プロフ) - 優花さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2018年3月17日 13時) (
レス) id: c52a3971f8 (このIDを非表示/違反報告)
優花 - 更新楽しみにしてます！ (2018年3月14日 19時) (レス) id: 06d5480a49 (このIDを非表示/違反報告)
rias(プロフ) - 円藤 マメさん» そうですか！では、参考にした小説の名前を書きます。本当にすみませんでした…。ご報告ありがとうございます！ (2018年3月7日 21時) (レス) id: c52a3971f8 (このIDを非表示/違反報告)
円藤 マメ(プロフ) - 話のタイトル、ましてや内容までほぼ同じにするならその"参考にした(基にした)"小説の名前も出すべきではないでしょうか…… (2018年3月7日 21時) (レス) id: 3241387696 (このIDを非表示/違反報告)
s - 祐基と佑亮の回想シーンが泣けました。 (2018年3月6日 19時) (レス) id: 06d5480a49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱちゅ | 作成日時：2018年3月5日 18時
