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拓弥side
太陽は拓弥から視線をそらして、もじもじと体を動かす。
その仕草に、拓弥はいらだちを感じた。
拓(太陽のそーゆー所も好きじゃない。言いたいことがあれば、言えばいいのに)
ーーーーーーー
太「はぁ………はぁ………はぁ………」
隣から太陽の荒い息が聞こえている。
拓(こりゃ、もう少しスピードを落とした方が良いかな)
拓弥は走る速度を更にゆるめながら、視線を動かす。
すでにクラスメイト達の姿はない。
拓(あーあ。やっぱり、今日もまた俺と太陽がビリか…………)
走る呼吸に合わせて、拓弥はため息をついた。
ーーーーー
二日後の体育もマラソンだった。
太「はぁ………はぁ………はぁ………」
走り出して、すぐに太陽の呼吸が荒くなった。
太陽の顔を見ると、ろうそくのように白くなっている。
拓(あれ？いつもより顔色が悪い気がする。気のせいかな？)
拓「…大丈夫？調子悪そうだけど……………」
太「だ……………大丈夫………やで……」
太陽は苦しそうな声を出した。
太「まだ………頑張れる………から」
拓(そりゃ、そうだろ。まだ、百メートルも走ってねーし)
林の中の細い道に入ると、数十メートル先をクラスメイトの蒼汰と賢太が走っていた。
ふたりの走るスピードはいつもより遅く、歩いているのと変わらない。
拓(あれ？蒼汰と賢太だ。どうしたんだろ？)
近づいた拓弥と太陽を見て、蒼汰が目を丸くした。
蒼汰「わーっ！拓弥と太陽じゃん。って事は、この四人が最後って事？」
拓弥「……そだよ。」
拓弥が蒼汰の質問に答える。
拓「俺たちより、後ろで走っている子はいなかったから。」
賢太「あちゃー、予想より遅れたなあー」
拓「どうかしたの？」
蒼汰「あーいや、走るのがだるくてさー。この前の体育もマラソンだったし」
拓「マラソン大会が近いからしょうがないでしょ」
拓弥が足を止めて言った。
拓「多分、マラソン大会まで、体育はずっとマラソンじゃ？先生は真面目だからさー」
賢太「やっぱ、そーだよなー。ヤダヤダ」
蒼汰「ねぇ、拓弥」
賢太の隣にいた蒼汰が拓弥に声をかけた。
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risa(プロフ) - 優花さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2018年3月17日 13時) (
レス) id: c52a3971f8 (このIDを非表示/違反報告)
優花 - 更新楽しみにしてます！ (2018年3月14日 19時) (レス) id: 06d5480a49 (このIDを非表示/違反報告)
rias(プロフ) - 円藤 マメさん» そうですか！では、参考にした小説の名前を書きます。本当にすみませんでした…。ご報告ありがとうございます！ (2018年3月7日 21時) (レス) id: c52a3971f8 (このIDを非表示/違反報告)
円藤 マメ(プロフ) - 話のタイトル、ましてや内容までほぼ同じにするならその"参考にした(基にした)"小説の名前も出すべきではないでしょうか…… (2018年3月7日 21時) (レス) id: 3241387696 (このIDを非表示/違反報告)
s - 祐基と佑亮の回想シーンが泣けました。 (2018年3月6日 19時) (レス) id: 06d5480a49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱちゅ | 作成日時：2018年3月5日 18時
