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さんじゅうろく ページ39

「 …遥輝さん、さっきはすみませんでした 」

「 ええよ。俺も悪かったし 」





シャワールームからは、そう遠くないから 音が聞こえてくる。



シャワーの蛇口を捻った音が聞こえて、お湯の流れる音がした。

翔平は、それを確かめたあと 遥輝に胸ぐらを掴んだことを頭を下げて謝った。




Aを大切にしてるが故の行動。

それを理解している遥輝は、何も怒らなかった。





「 …大変だったんですよ?
割と遠くまで行っちゃって、クタクタになるまで走ったんですから 」





翔平は、イタズラっぽく笑いながら遥輝を攻めた。





「 ごめん 笑 」

「 仕方ないですねぇ 笑 」





ふふふっ と笑い合う2人を見て、ちゃんと仲直り出来てるな と確認した。



すると、シャワールームからAが出てきた。





「 じゃあ、行ってきますね 」





翔平は、遥輝に目で何かを訴えると 着替えを持ってシャワールームに向かった。





「 … 」





話を繋いでくれていた翔平がおらんくなって、一気にロッカールームが静かになる。





「 …A、ほんまにごめん 」





そんな中、口を開いたのは遥輝。


そんな遥輝に対して Aは、俯いていたままで何も言わない。




すると、Aは勢いよく遥輝にぎゅっと抱きつきに行った。





「 …許します。私もすみません 」





消えそうな声で言った言葉は、俺らにもしっかり届いてて 周りのみんなは安堵の表情を浮かべた。



俺がAの頭を撫でに行くと、嬉しそうな顔で遥輝に抱きついている腕の力を少しだけ強くした。

さんじゅうなな→←さんじゅうご



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はる。(プロフ) - Yuuさん» はじめまして!ありがたいお言葉ありがとうございます(T^T) DOBERMAN INFINITYさん、めちゃくちゃいいですよね!! これからの大事なキーワードにもなってきますので乞うご期待... 更新頑張ります!! (2018年5月12日 1時) (レス) id: c232380615 (このIDを非表示/違反報告)
Yuu(プロフ) - はじめまして。いつも楽しく見させてもらってます!DOBERMANINFINITYさん、凄くいいですよね!私も大好きです!これからも頑張って下さい! (2018年5月12日 1時) (レス) id: ed25e7e9a7 (このIDを非表示/違反報告)
はる。(プロフ) - やよさん» はじめまして! ありがとうございます! 頑張って更新します! (2018年5月5日 20時) (レス) id: c232380615 (このIDを非表示/違反報告)
やよ - めっちゃ続きがきになります。続き楽しみにしています。 (2018年5月5日 17時) (携帯から) (レス) id: 2b97e5f6a0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はる。 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年5月3日 2時

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