世界でいちばん眩しい空

じゅうよん ページ16

笑いの波が収まって、少し目元に溜まった涙を拭うと日向が頬を膨らませた。





｢ 中島さんひどいです ｣

｢ ごめんやん 笑 ｣

｢ 許さないです ｣





ぷい っと顔を俺から背けた。




普通の女の人がやったら、｢ あざとい ｣ だの ｢ ぶりっこ ｣ だの思われるような行動。


やけど、普段クールな日向がするとなんか可愛くて。


ちょっとだけ、きゅんとしてしまう俺がおる。





｢ …翔平が言ってたこと、分かる気がする ｣

｢ え、何か言ってたんですか？ ｣





この前、翔平とご飯食べに言った時に言ってた。


日向は、グラウンドといる時と違って本当はめちゃくちゃお喋りさん。

でも、聞いてても悪い気はしなくて、いつの間にか日向ワールドに入れられてしまう。

あと、話している時の日向が可愛い。って。





｢ まぁ、色々や ｣

｢ えぇ… ｣





翔平との話の内容を、日向に教えるわけにもいかないからとりあえず焦らしてみる。





｢ で、日向 ｣

｢ はい？ ｣

｢ …下の名前で呼んでもよか？ ｣

｢ いいですよ ｣

｢ それと、中島さん って言うのもやめて ｣

｢ なんて呼べばいいですか？ ｣

｢ なんでもよかよ ｣

｢ じゃあ、卓さんって呼びます ｣









｢ 翔平、 ｣

｢ ？ ｣

｢ …Aのこともっと教えてほしい ｣

｢ Aちゃんの魅力が分かりましたか〜 ｣

｢ うっせ ｣





気付けば俺も 彼女の魅力に惹かれていたようで、ニヤニヤしている翔平を軽く殴りながら顔を隠した。






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｢ ぜろ ｣ と ｢ いち ｣ が少し間違っていたので修正しました！



念の為に確認なのですが、今は2017年のシーズン前の練習をかいています…


分かりにくくてすみません！！



では、また会う日まで…

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