他の男の匂いを付けてやる【長男】

伍 ページ6

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｢ ... そう言うのは根気強くやるもんだぜ

竈門が相手なんだろォ

玄弥の匂い毎日付けて 、隠すように香水付けてりゃァ気づくだろ ｣


『 そうか 、始めから玄弥に頼めば良かったのか 』


｢ そーいや今日は誰に頼んだんだよ ｣





伊之助だよと応えるとあぁ 、あの猪頭なと兄ちゃんは言う





｢ ... 玄弥 、お前も報われねぇなァ ｣


｢ うん ... 良いんだ 、幸せそうだし ｣





なんて意味深な会話はよく分からないけれど

まあ根気強く 、だよね





『 頑張るよ実弥兄ちゃん！！ 』


｢ おーし 、ならそのパプリカも食えよなァ ｣


『 ... 玄弥ぁぁ 』





嫌いなパプリカを半分玄弥に食べてもらい 、残りをチビチビと食べる





『 ... うぇ 、玄弥あーん 』


｢ ん ... ｣


｢ つーか今のこの姿そのまま見せれば竈門は危機感で爆発するんじゃねェのォ ｣





？

爆発なんてされたら困る





｢ この馬鹿には分かんねーよ兄貴 ｣


｢ 兄ちゃんと呼べェ ... だろーなァ ｣





またビールを一口飲むと頭をガシっと掴まれる





｢ パプリカ残り3切れは自分で食えよォ ｣


『 ... うぃっす 』

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