他の男の匂いを付けてやる【長男】

肆 ページ5

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｢ そんで 、どーだったんだよ ｣


『 んーや全く効果ないよ！ 』





恒例の相談会

とは言っても今日は親が居ないから 、何にせよこっちに泊まるのだが





｢ おーい 、玄弥 、A晩飯だぞォ！ ｣





と 、何も話せていないのに実弥兄ちゃんに呼ばれて階段を降りる

あれこういう時こそ歳上に相談するべきじゃない？





『 ねぇ 、実弥兄ちゃん 』


｢ あ゛？馬鹿な事考えてねーで飯食えや ｣


『 え！？待ってよ！ちょっと玄弥！あんたの兄ちゃんどうなってんの！？ 』





冷たい！冷たすぎるよ！

と 、玄弥はお茶を飲んで口を開く





｢ 自慢の兄だ ｣


｢ ... ｣





何スラリと惚気けてんの玄弥は

つか実弥兄ちゃんも兄ちゃんで照れてんなよ





『 私の恋の一大事なのにぃ〜 ... 』


｢ 玄弥の嫁になればいいだろーが ｣


｢ バッ 、に 、兄ちゃん！？ ｣





玄弥は実弥兄ちゃんと結婚したいらしいよ

そう言うとそうかァと言う兄ちゃん



え゛ 、それで良いの ( 困惑 )





｢ で 、なんだよ ｣


『 どうしたら彼氏に危機感持たせられるかなってなってさー

他の男の匂い付けてたらやばいってなるんじゃない？って ... でも意味なかったの 』


｢ だから玄弥にしろって『 それ以外で答えて 』 ｣





実弥兄ちゃんは一口ビールを飲むと先に食べ終わった妹や弟達に風呂に入って来いと促した

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