他の男の匂いを付けてやる【長男】

それから数年後 ページ26

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｢ うわぁ 、どうしよう綺麗すぎて近づけないよ ｣


『 どうしようカッコよすぎて近づけない ... 』





一定の距離を保って見つめ合うウエディングドレス姿のAとタキシード姿の炭治郎





｢ 何やってるのお兄ちゃん 、Aさんも ｣


｢ ねぇねぇ禰豆子ちゃん！禰豆子ちゃんもきっとウエディングドレス似合うよ！そろそろ着ない ... ！？ ｣





それを見て呆れる禰豆子に 、禰豆子にしか興味の無い善逸





｢ うおぉおお！！輝いてやがるぜ！さすが俺の子分だ！！ ｣


｢ 伊之助 、止まって 。ほら前閉めて ｣





騒ぐ伊之助にそれを捕まえて服の前を閉めてやるカナヲ





｢ おめでとうA 、炭治郎 ｣





そう玄弥が笑えば 、二人は玄弥を見てありがとうと微笑んだ

部屋には次々に 、かつての先生だった人達や家族 、友人が集まってゆく





｢ わぁ懐かしいわねぇ ｣


｢ そんな昔の事でも無ェだろｫ 、あ 、おいコラ逃げんな ｣





綺麗に笑ったあの花屋のカナエちゃんに実弥兄ちゃん

そしてその腕から逃げ回る小さな子供





ここ 、鬼舞辻ウエディング会場では

和気藹々と式が挙げられていた





『 ねぇ炭治郎 、もう夫婦だね 』


｢ うん ... でもきっと直ぐに家族になるさ ｣





そう炭治郎が笑えばAは顔を真っ赤にした









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