他の男の匂いを付けてやる【長男】

壱 ページ2

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私の相談相手は隣のクラスの不死川玄弥くん

何故かって？ 幼馴染だからだよ

それも生まれた誕生日も一緒で 、家も隣で 、幼稚園からずっと一緒の生粋のだ



そして今日も彼の部屋で恋のお悩み相談は開かれる





『 どうしよう 、このままだと私嫁って言えないよぉ ... 』


｢ ... おい 、布団にプリッツ零すな馬鹿

そもそも 、お前本当に彼女として見られてんのかよ ｣





思わずピタッとプリッツを食べる手が止まった





『 え゛ 、 』


｢ お前末っ子だし 、何か世話焼きたくなる可愛い子って感じが好きなだけで

彼女っていうより妹って思われてそーだよな ｣





そ 、それは ...





『 否定 、したいけど 、できない ... ！！ 』





うぐぅ 、と残りのプリッツを口に入れて蹲る

玄弥は空になった袋をゴミ箱へと入れてくれた



私ゴミくらい自分で捨てれるよ 、玄弥





『 ハッ ... もしかしてソウイウトコ ！？ 』


｢ は？何がだよ ｣





いやでも待てよ ...

嫁になるとか言った事自体は炭治郎否定して来なかったし

彼女としては一応見てるよね



つまりは ...





『 ... ﾄﾞｳｲｳｺﾄ 』


｢ いやホント何がだよ ｣





すると玄弥は溜息をついてこちらを見た





｢ 長男だから 、で済まないくらい動揺させてやればいーんじゃないの ｣


『 うわ名案だよ玄弥 』





と 、グイッと腕を引かれてベッドの上に座っていた私はずり落ちる

そのまま玄弥の膝の上へと乗ってしまった





『 っ危ないじゃ｢ 他の 、 ｣ 』


｢ 他の男の匂い付けてたら 、鼻の良いアイツなら動揺するんじゃねェ ｣





え 、





『 素晴らしいよ玄弥！！やってみる！！！ 』





そうプリッツ2袋目に手を出すと

深い深い溜息を疲れた 、心外

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