彼氏の露出が激しいので接吻痕を付けてやった【風柱】

弐 ページ3

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『 げーんーやっ 』


｢ ！

A姉ちゃん！ ｣





蝶屋敷に行き 、病室に顔を出すと満面の笑みを見せた玄弥

うんうん 、大丈夫そうだね





『 西瓜 、持って来たよ 。後で悲鳴嶼さんと食べなね 』


｢ ありがとう ... あの 、 ｣


『 ん？ 』





目を逸らしながら小さな声で口を開く





｢ 兄ちゃ 、兄貴は 、元気？ ｣


『 ... ふふ 、 』





ホント 、実弥も諦めて素直になれれば良いのにね






『 うん 、元気だよ 』


｢ そっか 、良かった ｣


『 ... 玄弥は 、 』





鬼殺隊になんか入らないで欲しかった

そう言いそうになって口を噤んだ





『 何でもない ... 大きくなったねぇ 』


｢ うっ ... A姉ちゃん恥ずかしいから 、 ｣





誤魔化すように抱きついてトントンと背中を叩くと大人しくなった玄弥





｢ 俺 、身長170越えたよ ｣





うん 、と相槌をうつ

また玄弥はポツリと零してゆく





｢ もう姉ちゃんより大きいんだ

きっと兄貴の事も越しちゃう 、成長期だし ｣


『 そうかもねェ 』


｢ 姉ちゃんが兄貴と式挙げる所早く見たいなぁ ｣





私達二人と 、玄弥も生きていればきっと挙げるよ

なんて口には出さないけれど

段々と湿ってゆく私の肩



ごめんね 、寂しいよね 、辛いよね





｢ 姉ちゃんの匂い 、兄ちゃんの匂いもする ｣





... ごめん 、玄弥

それは実弥の屋敷に泊まってたからだよ





｢ ... ちゃんと隊服閉めて鎖骨の赤いの隠せよ ｣


『 ... バレてたか 』

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