▽１-��.結論 side:貴女 ページ9
「揃ったな」
えおえおと共に3人の元へと行き、空いていた椅子に座る。
「えーと、白ひげ海賊団がいるんだっけ？」
FBが、まだ現実だと捉えきれていない様子で話を切り出した。
「そう。ほら、これ」
えおえおは自身のカメラを他の3人に見せる。
カメラのモニターに写っている白鯨が、これが現実だと物語っていた。
「間違いないね。…モビーディック号だよ、これ」
海賊に関してやけに詳しいきっくんが、カメラを見ながらそう漏らした。
「…面倒なことになったな」
私達だってお尋ね者である。海軍に追われる身からすれば、こんな大物に出くわすのは自分達のリスクを上げるのに等しい。
極力、問題は起こさず旅をしたいのだ。
当然海軍は敵だし戦うこともある。それはやむを得ないとも思っている。
しかし、私達の真の目的はそこにはないのだ。
「どうするよ」
「目立たない様に行動する、しかないな…」
「でも、私達がここに居るって情報を向こうが既に持ってる可能性も無きにしも非ずだよ？」
「そうなんだよなあ…」
こうなってしまった以上、下手な行動は許されない。
何か問題を起こせば、海軍だけでなく、白ひげ海賊団も襲ってくるかもしれないのだ。
反世界政府。立場的には敵ではないにしろ味方でもない。変に動くよりお互い波風立てずにいるのが安全だ。向こうはたまたまこの島に来たのかもしれないし、こちらからする事は何も無い。
「まあお互いに上陸初日だし、向こうだって1番警戒してるだろ」
えおえおが言う。
「FB、きっくん、情報集めの方はどうだ？」
「っへへ、ばっちりでっせ」
2人はドヤ顔でレポート用紙を手に取った。ビッシリ敷き詰められた文字。流石、仕事が速い。
あろまが口を開いた。
「こっちも宿は取ってある。情報集めもできた事だしミッションコンプリートっつう訳で…」
「今日はひとまず様子見だな。もう16時になるし宿に行って休息。リスクを考えて今日はもう極力街に出ないようにしよう」
えおえおがまとめる。
これでいいな？と問われて勿論、と返す。
今日はもう行動終了。
あろまの事だから街の監視ができる位置にある宿を取った筈だ。
「ほら、行くぞ」
「あっ、うん！」
既に立ち上がっていた4人に続いて私も席を立つ。
もう長い間この5人で変わらずやって来ているが、相変わらずこういった事態への対応が速い。(さっきえおえおはめっちゃ戸惑ってたけど)
図書館を出て、メインストリートの先の丘を登ると、宿が見えてきた。
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琥珀(プロフ) - 南さん» うわああありがとうございます！！･:*+.\(( °ω° ))/.:+勿体なきお言葉…！！こちらこそリクエスト本当にありがとうございました！！今後ともよろしくお願い致しますm(_ _)m (2018年3月7日 21時) (
レス) id: a397407caa (このIDを非表示/違反報告)
南 - 名前が南になってますが、本当はくるみです (2018年3月7日 15時) (レス) id: 118adbfd83 (このIDを非表示/違反報告)
南 - リクエストかいてくれてありがとうございます！めちゃくちゃ面白かったです！ (2018年3月7日 15時) (レス) id: 118adbfd83 (このIDを非表示/違反報告)
南 - 琥珀さん» 返信遅くてすみません（泣）はい、夢主だけで大丈夫です！ (2018年3月7日 15時) (レス) id: 118adbfd83 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - くるみさん» リクエストありがとうございます！！ハルタとイゾウ、了解致しました！！登場するのは夢主だけが良いでしょうか…？ (2018年3月5日 18時) (レス) id: a397407caa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琥珀 | 作成日時：2018年1月2日 23時
