【リク】白鯨と夕日#3 side:貴女 ページ47
ハルタは私の前にドンッ！と仁王立ちした。
夕日をバックに立つハルタ。身長小さいイメージだけど、こう見るとだいぶ私よりは大きいんだなあなんて思ってみる。
よーく聞けよ！！！とばかりに、ハルタは私に人差し指をビシッ！と突きつける。
ワンテンポおいて、
「コハク！
……今日は、暖かいな！！！」
と、叫んだ。
…えっ、今日は、暖かい？
「…そうだね？」
私がそう返答すると、ハルタは再び黙ってしまう。
イゾウが口を開いた。
「……ハルタ、コハクには早すぎるよ、そっちの言い方は。
もっと、ポピュラーなのでいかねぇと」
ハルタはえぇ…と呟くと、私の隣に再び腰掛けた。
「えっと、ごめんね？ハルタ」
「いや、いいよ…大丈夫。そこがコハクのよさでもあるしね！」
再び屈託のない笑顔を浮かべて頭を撫でてくる。
ふと、隣のイゾウが動いたのが見えた。
夕日から視線は動かさずに、どこか妖艶な笑みを薄く浮かべて、
「コハク………夕日が、綺麗だな」
と言った。
…夕日が、綺麗。
「…そ、そうですね」
ハルタとの反省点を生かして敬語で返してみたがどうだろうか。
「「………」」
またも、二人して黙る。
これも不正解？？
「…イゾウも、ダメなんじゃん」
「……この表現は、どうも伝わりづらいな」
呆れてるのか、少し諦めたような会話である。
「えっと、すみません、まじで」
「いや、コハクは悪くねぇよ……今度からはちゃんと言うようにする」
そう言って、イゾウは立ち上がった。それにつられてハルタも立ったので、私も立って船首から降りる。
「……結局、何が正解なの？あれ」
「……コハクは知らなくていいぜ、気にすんな」
「…まあ知ってたら知ってたで俺ら羞恥心で爆発してたかもしれないしね」
結局、食堂までの間、2人が答えを教えてくれることは無かった。
でも、2人と一緒に話したことで、どこか心が軽くなったような、気が楽になったような感じがするのは、決して気のせいでは無いんだと思う。
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琥珀(プロフ) - 南さん» うわああありがとうございます！！･:*+.\(( °ω° ))/.:+勿体なきお言葉…！！こちらこそリクエスト本当にありがとうございました！！今後ともよろしくお願い致しますm(_ _)m (2018年3月7日 21時) (
レス) id: a397407caa (このIDを非表示/違反報告)
南 - 名前が南になってますが、本当はくるみです (2018年3月7日 15時) (レス) id: 118adbfd83 (このIDを非表示/違反報告)
南 - リクエストかいてくれてありがとうございます！めちゃくちゃ面白かったです！ (2018年3月7日 15時) (レス) id: 118adbfd83 (このIDを非表示/違反報告)
南 - 琥珀さん» 返信遅くてすみません（泣）はい、夢主だけで大丈夫です！ (2018年3月7日 15時) (レス) id: 118adbfd83 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - くるみさん» リクエストありがとうございます！！ハルタとイゾウ、了解致しました！！登場するのは夢主だけが良いでしょうか…？ (2018年3月5日 18時) (レス) id: a397407caa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琥珀 | 作成日時：2018年1月2日 23時
